カテゴリ: 550回〜

私は東京でのセミナーの多くを
渋谷区のビラモデルナという
マンションの一室で開いています。

たまたまこのマンションの一室を
持っているからですが、
私は管理組合の理事長も務めています。

このマンションは部屋数は約200室で、
ほぼ全て事務所として活用されていますが
このマンションの地下一階に受付(フロント)があり、
常時一名の者がマンション地下一階の
フロントにつき、来訪される方々の
各室への取次ぎと届けられる郵便物の処理の
サービスを24時間行に亘って提供しています。

サービスに着く人は常時一名ですが、
24時間に亘ってサービスを提供するため
午前7時30分に出社する人が2名、
午後16:30あるいは21:30に出社する人が2名
合計4名の体制を敷いています。

最近のこと、午前7時30分に出社して
このフロント業務に従事いただいてきた方
1名が退社することになりました。

このため、この人の後をついで下さる方を
下記の条件で募集します。

・勤務場所:〒150-0002東京都渋谷区渋谷1-3-18
ビラモデルナBⅠ・フロント
・業務内容:来訪者の受付と郵便物の処理
・勤務時間帯:次の4通りがあります。
A:7:30~16:30 B: 7:30~17:30
C:7:30~21:00 D 7:30~21:30
・給与:時給1,000円(月当たり17万円強になります)
(社会保険、退職金、賞与はありません)
・都内居住者を希望しています。
・勤務開始時期 :平成19年5月1日

この募集はビラモデルナの管理組合において
行うものです.今回募集している仕事を
2人で分けて行っていただくことも考えられます。
ご関心をお持ちのの方がおられましたら
戸田敦也までご連絡いただきますようお願い申し上げます。
Mail:atsunaritoda@nifty.ne.jp
電話:0466-34-9299

邱永漢さんの3月30日の誕生会には
その日たまたま日本にお見えになっていた
王振国さんも出席されました。
王振国さんといえばガン治療薬の
「天仙液」を開発した中国の著名なお医者さんとして
邱さんもコラムでしばしば言及されています。

ですから、ガンのことについて何も知らない
私のようなものも「王振国」さんと
王さんが開発されたガン治療薬、「天仙液」の存在は
知っていますが、邱さんはスピーチのなかで、
王振国さんを出席者に次のように紹介されました。

「日本と中国の交流が進んでいますが、
交流というのは一方通行のものではなく
双方向のものです。

中国が日本に学ぶ物があれば
日本が中国に学ぶ物があります。
例えば中国には日本にはないものがたくさんあります。
食べること、漢方のこと、それから
マッサージ、針、灸の治療などがあります。

今日は中国の漢方医の王振国さんに
ご出席いただいています。
王振国さんは中国の長春から
車で5時間くらい山奥に入った
通化という町でお生まれになりました。

ここは北朝鮮に近いところですが、
長白山という火山があり、
その関係で薬草の宝庫と言われるところです。
この町で王さんは生まれ育ち
ガン治療によく効く薬『天仙液』を開発されました。」

このように邱さんが紹介された王振国さんは
これまで写真でよく拝見していますが
実際にお目にかかるのは初めてです。
ガッシリとした体格の持ち主で、
さすがに理知的な風貌をされていいます。
後で王さんのご著書を手にとって調べましたら、
1954年生まれ、今年で53歳におなりです。

83歳の誕生を迎えたパーティでのスピーチで
邱永漢さんは、いま活動の舞台としている
中国について次のように話されました。

「私は今を去る19年前(昭和63年)に
中国大が大きく発展するだろうことを予見し、
14年前(平成5年)から中国大陸で
事業を展開するようになりました。
いま中国はその頃思い描いたように
発展を遂げるようになりました。

去る2月末に、中国で株が下落し、
それに続いて世界の各地で株が下がり、
中国が問題の震源地となったような
指摘もありましたが、時間が経ってみると、
連鎖的な下落の原因は中国ではなく、
アメリカにおける経済の膨張にあったことが
ハッキリしてきました。」

続いて、邱さんはこれから中国で
起こるであろうことについて次のように話されました。
「中国はこの2月、貿易黒字が史上最高の
237億ドルを記録しました。
毎月膨大な黒字を続け、外貨がどんどん増えているのですが、
通貨があふれだすという過剰流動性
《中国では流動性過剰というが》にどう対処するかが
当局にとって頭の痛い問題になっています。

日本では過剰集流動性への対応に失敗を重ね
この18年もの間、鳴かず飛ばずの時期を過ごしましたが
これから中国では、日本が経済が発展する過程で
経験したのと同じことが起こる可能性があります。

昔、渋谷の青山の表通りの土地は
坪当たり50万円で高いと感じました。
それが100万円になってビックリしましたが
その後300万円になり、また驚きました。
そうしたら300万円が1000万円になり、
ついには1000万円が1億円になりました。
これと同じようなことが中国で起ころうとしています。
ですから中国の株が一時的に下がったからと言って
心配する必要はさらさらないのです。」

邱さんは大局的な見地から、これからの中国において
起こると思われる経済現象についてこのように話されました。

83歳の誕生日を迎えられた邱永漢さんは
誕生会でのスピーチでの席で、いまお金を使う
という難しい問題に挑戦していますと、
おおよそ次のような趣旨の話をされました。

「いつも、お金を稼ぐだけでは半製品、
使ってはじめて完成品だと話しています。
ところでお金を稼ぎ出した人は、
そのことが簡単でないことを
痛感していますので、
お金を使うことができません。

それに対して2代目は、
物心ついたころから
お金を目の前にしているので、
お金を使うことに苦痛を感じません。

ですから往々にして初代がお金を稼ぎ出し、
そのお金を2代目が使うという形になっています。
それはバカらしいことです。
ですからどうやったら、お金を使いきることが
できるのか、いまその難題に挑戦しているところです。」

この話をうかがい、いまコーヒーの栽培に
取り組んでおられる雲南で、「創業者の家」を
建てることを考えておられることを、
コラムを通じて知りましたが、
これもお金を使うという難題への挑戦の
一つかなと想像しました。

また、「お金使う」という課題への挑戦は
邱さんにおいては今に始まったわけではありません。
「お金の使い方」という本が中央公論社から
出版されたのは確か26年前の昭和56年のことです。

ちなみにこれは以前、ある人からうかがった話ですが
ある時、自分の住んでいた地方の新聞社の主催で
邱さんの講演があるというので、前売り券を買って
聞きに行ったら、邱さんの話が
最初から最後までお金の使い方の話で、
お金の稼ぎ方の話が一つもなく
ショックでしたと聞き、大笑いしたことがあります。
その方にとっては残念なことでしたが、
「邱永漢思想」は奥が深いと思ったことでした。

83歳の誕生日を迎えられた邱永漢さんの
誕生会の話が、お2人の妹様の紹介から
始まりましたが、誕生会の開催は
邱さんからのスピーチが始まりました。

濃紺のフロックコートのような服装に身を
包まれた邱さんは、にこやかな表情をたたえながら、
『私は77歳で死にたい』という本を世に出したけれど
83歳にないりましたと話されました。

荘子を読むと
「年をとると、恥が多い」と
書かれているけれど、毎年年末にいただく葉書で
これまでは年上の人が亡くなったことを知ったが
最近は年下の人が亡くなられることを
知るようになったとお話されました。

また耳が聞こえにくくなったと話されました。
ちょうど私が同じテーブルに座らせていただいた
妹様の楊邱素芸さんのご一家のことにふれ
ご主人が耳鼻科の大家で、
1人の息子さんは東大で博士号をとり
もう1人の息子さんもアメリカのロスで耳鼻科の
病院を開業するという耳鼻科一家で、
その一家の大先生、つまり楊邱素芸さんのご主人に
見てもらったら、「やっぱり年ですね」と言われた
とおっしゃいました。

そして補聴器をつけられるようになってから
身の上に起こった変化について語られました。
(参考)
以前、邱さんはあるところで次のようなことを
趣旨の文章をお書きになりました。
「荘子を見ると『富則多事、壽則多辱』
という言葉がある。これは金持ちになるとトラブルが多く、
長生きすると恥が多いという意味です」と。)

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