カテゴリ: 500回〜

私と妻はホーチミン市に着いた日、
市内の繁華街から離れたところにある
小さなホテルに泊まりました。

翌朝、ホテルの一階にあるレストランに入り、
道路に面した窓際のテーブルで食事をしましたが、
窓越しに大勢の人たちのバイクの動きが目の中に
飛び込んできました。

職場に向かっているのでしょう。
道には公共のバスも走っていますが、
圧倒的に多くの人がバイクを
移動手段として活用しています。

ふとレストランの窓際の下に目を落とすと
ホテルの従業員が通勤用に使っている
バイクがギッシリと並べられています。

どういうメーカーのバイクが多いのか
に興味を持ち、目を凝らしたら
HONDA,YAMAHA,KAWAIといった
日系企業のマークが目につきます。

あとでガイドの方に教えていただいたのですが、
ベトナムの人の間ではHONDAが一番人気が高く、
何でもバイクのことをHONDAというのだそうです。
この一言で、日本のバイクがベトナムの人たちの
生活のなかで重要な役割を果たしていることがわかります。

ちなみに、バイクの価格はどのくらいするのか
聞きましたら、日本円にして一台10万円程度だそうです。
ベトナムの人のサラリーが1万円くらいなので
バイクはサラリーの10倍ほどにもなります。

それでも、ベトナムの人はバイクを購入します。
バイクがなければ仕事につけないからだそうです。
ですから、ベトナムの人たちはお金を貯めて
バイクを買い、最近ではローンで買う制度も
できたとのこと。

日本人にとっては財産といえば
四輪車や家ということになりますが、
ベトナムの人にとっては、バイクが
重要な財産なのだというがわかりました。

2月7日、訪れたタン・ソン・ニャット空港は
飾りがなくかなり殺風景で、私をして
14年前に訪れた上海の虹橋空港を思い出させてくれました。

さて、空港で5ドル払い、ホテルに向かうため
タクシー券を買って、飛行場から外に向かいましたたら
大勢の人が山なりになって、飛行機から降りてくる人たちを
出迎えていまして、その人の多さにビックリしました。

これは一体どうしたことだろうかと不思議に思い
翌日、旅行会社の方に教えていただきましたが、
私などがホーチミンに着いた日の10日後の17日が
ベトナムで"テト"と呼んでいる旧暦の1月1日で
この日を故郷で迎えるため帰郷する人たちを
親戚の人たちが迎えているのだそうです。

さて、出迎えの人で一杯のところをかき分けて
タクシーに乗り、通りに向かって
またまた、ビックリしました。
私達の目に、大勢の人がバイクで走る光景が
飛び込んできました。

私たちはじめてホーチミンを訪れた人間の目には、
まるで大勢の競輪選手がスピードを競き、
先を争っているように見えます。

私達が乗ったタクシーもそうしたバイクの群れの中に
入り込んでいきましたが、タクシーの窓越しに
傍を走るバイクのドライバーを見ると、
排気ガスを防ぐためでしょう、口にマスクをし、
女性のドライバーは日焼けよけのためでしょうか
長い手袋をして、ハンドルを握っています。

そして1人乗りがあれば、2人乗り、3人乗りもあり、
ベトナムの人たちにとって、バイクが生活に欠かせない
交通手段になっていることがわかりました。

私の妻はバイクの群れの動きを
川が流れるように走っていると表現しましましが、
私はこのバイクの塊を見ただけで
ベトナムを訪れた価値があると思いました。

私は2月7日から昨12日まで
ベトナムのホーチミン市を訪れました。

目的の1つは、ベトナムの経済発展に
相乗りするため、友人達と一緒に
ベトナムの上場会社の株が買えるよう、
ベトナムの証券会社の口座を設けることです。

2つはそうした目的と関連して
ホーチミン市周辺における経済の状況を
自分の目で確かめることです。

そして3つはベトナム南部地域の
名所を楽しむという観光です。

今日からは、そうした目的を持って
ホーチミン市周辺を訪問して。
見聞したことや体験したことを
書き続けていきます。

さて、2月8日、私はベトナム航空で
朝10時過ぎ成田を発ち、6時間かけて
ホーチミンのタン・ソン・ニャット
国際空港に着きました。

飛行機の中で読んだガイドブックには
この空港の建物は大きくはない
と書かれていましたが、確かに
建物はシンプルです。

必要な空港施設が
整えられているだけで、
飾り付けが乏しくガランとしている
という感じを受けました。

そして、以前、訪れたどこかの空港に
似ているという印象を強くしました。
その空港がどこだったかなと記憶を辿ると、
14年前の平成5年に訪れた
上海の虹橋空港でした。
あの頃の虹橋空港のつくりや雰囲気に
よく似ていると感じました。

そして、いずれこのホーチミンの空港施設も
いずれはより整備され、またカラフルな広告で
明るい雰囲気がただようようななものに
変わっていくだろうと思いました。

飛行機に乗って海の向こうを旅するのは
楽しいことです。
私は経済が発展している中国の各地や
インドのバンガロールなどにも行きたいし、
日本よりも一足先に経済が成熟化した
パリやローマにも行きたいと思っています。

また食べ物はあまりおいしくないようですが、
ロンドンやニューヨークにも行ってみたいです。
ですが、旅行は海の向こうでなかればならない
ということはありません。

NHKで「小さな旅」が報道され、
旅を体験した人の作文が読まれ、
映像に旅の場所が映し出されるのを
見ることがありますが、日本国内への
「小さな旅」も楽しいと思います。

さしずめ4月15日に予定している
埼玉県の桶川町にある「本多静六記念室」を
訪問するというのは、関東地区に住む人にとっては
「小さな旅」でしょう。

また先日、「旅は、ごちそう」を書いておられる
中川賀代子さんが、東海道53次を訪ねることを
老後の楽しみにしておきたいと書いておられました。

私は、おお、これは楽しいと思いました。
ちょうどのその日、用件があって中川さんに
電話をし、このことに触れ、中川さんにとっては
年をとってからの楽しみにしておきたい
ということだろうけど、私のように年をとった人間には
明日にも実行したい興味のある着想ですよと
語って大笑いしたことでした。

今回、ホーチミンを旅していますが、
私はこれからも同好の士たちを誘って、
あちこちへの旅を楽しみたいと考えています。

私がいま行っている海外旅行は
現地集合、現地解散方式によるものです。
このスタイルは私の都合からに
よるものではありますが、
いまは日本の各地に飛行場ができ、
そこから海の向こうにことが可能になっており
そうした利便性を活かせるという利点を持っています。

また自分の思いで、旅行の期間を長くするとか
別の場所への訪問も楽しみたいなど
旅の内容を自分の希望を入れたものとすることができる
といった利点も持っています。

そのため現地集合、現地解散スタイルの
旅には、それなりに捨てがたい味があると思っていますが、
そんな私にとって、重要なことは
現地で旅行サービスを営み、こちらの要望に即して
動いてくれる旅行代理店を探し出すことです。

以前だったら、そんなことは
旅行代理店につとめて、その方面のことに
精通している人しかできないと思われた
かも知れませんが、いまはそういう経験はなくても、
ズブの素人がインターネットンで上手に検索すれば
そう条件に叶う旅行代理店を世界のどこでも
探し出すことができるとの感触をつかみました。

これは私のような人間には大きな朗報です。
行きたい先と、そこで経験したいことを明確にし、
それを相手に伝え、何度も交信すれば、
期待するような旅を実現できると
今の私は感じています。

↑このページのトップヘ