カテゴリ: 350回〜

8月27日、11時頃から
深センの中華料理店で2人の青年から
体験談や今後の抱負を語っていただきました。
はじめにお話いただいたのが34歳の青年です。

直裁に申し上げると、
このHPで「大道寺健」さんのお名で、
「華南で働く」と題するコラムを掲
載いただいている方です。

「大道寺」さんは、4年前の2002年に
中国にやってこられ、上海に半年、
その後深センで仕事を見つけ、
移住されました。

最初は中国人が経営する会社で仕事をされ、
その後、日本人が経営する工場の
経理マンとして仕事をするようになり
今年の11月で中国歴が4年になります。

「大道寺」さんは、深センでの仕事を通して
感じられたことをとして次のようなことを話されました。

○世界のパソコンの70%から80%は華南地区で
生産されなど、華南地区にはIT関係の部品が
集積されていること。

○広州地区に、ホンダ、トヨタ、日産の
日系自動車メーカーが進出したので、
今は自動車部品に関しても企業の集積が進んでいること。

○華南地区での企業経営の特徴は、
世界各地から様々な会社が進出し、
これらの各企業の間で、
さながらオリンピックでの競技のような、
激しいコスト競争が展開されていること。

○広東省の工業地帯は人件費が安い労働力に恵まれ
これが武器になって、労働集約的な産業が栄えているが、
当局としてはもっと付加価値を高くしたいと考えていて
労働者の最低賃金を引き上げようとしていること。

そういったことを話してくださいました。
「大道寺」さんは当日、話したかったことのうちの
ほんのわずかしか話せなかったとのことで、
話せなかったことはコラムの中で
紹介していきたいととのことです。

華南地区における経営の上京なだに
に関心をお持ちの方はどうぞ、
「華南で働く」にお目をお通しください。

深センで一番高い地王大廈の展望台から
市内を見たあと、このビルの中にある
中華料理店に向かいました。

その中華料理店で
深センと香港で活動されている二人の友人から
体験談や今後の抱負をうかがうとことに
しているのです。

さて、その中華料理店に踏み込むと現在、
深センで生活をされている3人の友人が
迎えてくださっていました。

1人は、この中華料理店を選んでくださり、
その日、お話をしていただく青年です。
この“戸田ゼミ通信”で、“大道寺健”さんという
お名で、コラムを掲載していただいている方です。

2人目の方は四国、松屋から奥さんと一緒に
深センに移ってきた青年です。
昨年、広島でセミナーを開いた時
わざわざ、参加いただき、
「深センへの移住を考えていますが、
どんなものでしょうか」と話しかけてくださった
青年です。

忙しい中、私が深センに来ていることを知り、
急遽駆けつけてくださいました。

3人目の方は、以前
“株の原則通信学習”を受けて下さった女性です。
ご主人が深センと東莞に転勤され、
そのため最近、深センに移られました。
この方とは面と向かってお話するのは
初めてですが、“通信学習”ではかなりの回数
メールの交換をしますので、
旧知の方のように感じています。

それにしても知らない土地を訪れ、
そこで活躍されている方々の
歓迎を受けると言うことが、
とても嬉しいことです。

未知の世界に飛び込んで
いろいろご苦労があるだろうと想像します。

でもこの本を読めば、元気が出るだろうと思い、
松山から転居された青年には、邱永漢さんの
『わが青春の台湾 わが青春の香港』
をプレゼントしました。

またご主人の転勤に伴い、
当地に来られた女性は
「邱永漢さんの文章を読んで、
皆さん、どのように活用されているのか知りたい」
と言ってこられていたので、僭越ですが
拙著『あなたも賢者になれる
ー私は邱永漢さんの知恵を借りた』を
お渡ししました。

香港を出発したバスは
文錦渡(ウエンジュウ)に向かって進行しました。
道中は人気がしない、グリーン一杯の風景が続きますが、
香港を発って1時間くらいたった頃でしょうか、
小高い山むこうからニョッキリと背の高いビルが見え
出しました。そこが深セン市です。

やがて、私たち一行は文錦渡に着き、
バスを降りて、入国審査を受けました。
これが予想に反して時間がかかりましたが、
早めに香港を出てきたしたので
スケジュールに支障はありません。

審査を受けたのち、バスは深セン市内に入りました。
一挙に近代的なビルが立ち並び訪ずれた者の目を奪います。
バスは、384mのノッポビル、地王大廈に向かいました。
パナソニックの巨大な看板がかかったビルの傍に、
角を二本伸ばしたような背の高いビルが見えました。
これが地王大廈です。

さっそく、展望台に向かいました。
案内嬢のガイドに従って行動すると
69階の展望台に着きました。
入り口にイギリスのサッチャー首相と
中国の鄧小平首相の会談の様子を
実物大の蝋人形で再現する展示が
目に飛び込んできました。
香港返還を実現した二人の行動を
記念するものです。

さて、円形になった展望台から
深セン市の光景が360度の角度から
見ることができます。

最初に目に入るのが香港が見える方向です。
眼下には香港と深センの境界線になっている
川が見えます。
右手の方向にはシンセンが誇る
塩田コンテナヤードがありますが、
霞んで見えません。

歩を進めると、近代的な建物が
ギッシリととならぶ光景が見えます。
人口3万人の漁村が瞬く間に
700万人の人が働く街に変貌した
大きな変化を目にすることができ、
“これが深センか”と見る者の
心をとらえます。

この光景を見て驚かない人は
まずいないのではかと思いました。

上海・深センセミナーの報告を再開します。

去る8月27日の日曜日、
私と友人たちは朝、香港7時30分に
借り切りバスに乗って深センに向かいました。

この日の予定はまず深センで
一番高いビルの頂上に上り
そこから深センの街を一望します。

そのあと中華料理店の一室で
深センと香港で活躍している二人の友人に
こちらで仕事をするようになったいきさつや
現在の深セン状況、そして今後への
抱負を語っていただきます。

それから、バスで
深セン、虎門大橋を通過して
経済特区の「珠海」に向かい,
そこからフェリーで香港に戻り、
セミナー最後の夜食をいただきます。

こういうことを一日でやろうということで
香港を7時30分に出発することにしました。

ところで、香港も深センも
同じ中華人民共和国ですが
香港は中華人民共和国に返還される際し
「返還後50年間政治体制を変更しない」
とされました。

香港は正式には「香港特別行政区」で、
香港から中国大陸に入るには
”入国”審査(イミグレーション)が必要になり、
この審査に結構時間がかかります。

香港から深センに陸路で入るには
電車でのコースとバスでのコースがあります。

電車で入るには羅湖 (ロウフウ)からです。
昨年私はこのコースで深センに入りました。

またバスで入るコースとして
皇崗 (ファンガン)、文錦渡 (ウエンジュウ)、
沙頭角 (シャトウジャオ)の三つ場所から入る方法があり、
当地の友人たちは、文錦渡 (ウエンジュウ)ということころで
入国審査を受けるのが一番短いだろうといって
このコースを選んでくださっいました。

香港から文錦渡に向かう文錦渡に向かうバスは
香港島からビクトリア湾の地下道を通って、
九龍地区に入り、コンテナヤードが並ぶ
港湾施設の傍を通過しました。

ふと後方に目を遣りますと、昨晩、
美しい夜景を堪能したビクトリア・ピークの
美しい姿が見えました。

その日のバス旅行が楽しいものとなるよう
祝ってくれているようでした。

執筆者:戸田敦也(2006年09月13日)


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私はセミナーに参加いただいた方々と
そのあとも交流いただかけるよう
いくつかの掲示板を設けています。

香港・シンセンセミナーから帰ってきて
掲示板での書き込みを見ると、
セミナーで一緒だった方が次のように
書いておられるのが目に留まりました。

「香港セミナーから帰り、
たまっていた仕事をかたづけ、
ほっとし、“戸田ゼミ通信”に
ゆっくり目をやりましたら、
伊勢さんの文章を見つけました。

伊勢さんの文章を読み、
伊勢さんのブログまで
行きまた読みました。
おもしろいことおもしろいこと。

戸田センセイ!
上海に行き伊勢さんにお会いしましょう。
いやいや、それでは遅くなります。

伊勢さんが日本に帰ってこられたとき
お話を伺う会を設けるのはどうでしょうか。

あるいは起業セミナーのなかで、
伊勢さんのお話を聞くのがおもしろそうだし、
現実的かもしれません。
よろしくお願い致します。」

ここで話題になっている伊勢さんとは、
このHPで「夫は日本、私は上海」というタイトルで
コラム連載を始めてくださった方です。

私は友人からのメールを拝見し、
伊勢さんに初めてお会いした時のことを
思い出しました。

伊勢さんとは、昨年の上海で、
セミナーを開いた時にお会いし、
一言、二言お話しさせていただけでしたが
この方が体験そてこられたことを
話していただいたら、友人たちから
喜ばれると直感し、急遽、10分程度
お話いただくようお願いました。

ぶっつけ本番で、
申し訳ないことでしたが、
伊勢さんはご自身の体験を
即興で話してくださいました。

すると、彼女の話を聞いた友人たちが
さっと伊勢さんのところに駆けより、
挨拶されたのです。
予感したことが的中したと思いました。

また伊勢さんの話を聞いた
若い人たちの中には、その後
伊勢さんに上海での生活について
あれこれ質問し、貴重なアドバイスを
いただくようになりました。

今回、そういうことを何もご存じない方が、
伊勢さんの文章をお読みなり、お話を
聞きたいとおっしゃっているわけで、
私は感じるところがありましたので、
すぐにお願いし、10月1日(日)午後、
東京で講演いただくことになりました。

伊勢さんは、ご自身の意志で上海に渡り、
いま、日本と上海を往復しながら
後半期の人生を楽しんでおられます。

上海での仕事や生活にご関心をお持ちの方
人生後半期での精神面の充実を求めておられる方
ぞうぞご参加ください。

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