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中国の石炭会社として
上海B株の「伊泰コール」
(イータイコール 900948)
香港市場に上場している「ヤン州コール」
(ヤンシュウコール1171)
がありますが、この二つの会社は
ここ数年、増収増益を続けています。

日本の石炭会社は
高度成長に入る前に斜陽化していましたが、
中国の石炭会社はなぜ成長期において
良い業績を挙げているのでしょうか。

中国で石炭を消費する産業は
電力、鉄鋼、セメント、ガラス、紙などです。
特に中国では電力は石炭を使って
発電する火力が中心です。
このため産業界における石炭の消費量は
最近急激に増えています。

石炭の消費量が増えるだけではありません。
石炭価格も高くなっています。
このため、「伊泰コール」や
「ヤン州コール」など中国の石炭会社は
高い業績を続け、高い配当を続け、
結果として株価も高くなっているのです。

こうした状況が一過性のものか、
あるいは、持続するものかです。
エネルギー源としては石炭から
石油にというのが大きな潮流だと思います。

でも中国では、石炭不足が
深刻になっているようなので、
石炭会社に陽が当たる時期は
当分続くのではないか
と私は考えています。
まったくのあて推量に過ぎませんが。

いま中国のB株市場は10年来の
株安傾向が続いているといわれます。
しかしそういうなかにあって、
株価が上昇傾向にある会社があります。

どういう会社か、確かめて見ると
上海B株銘柄の中からは
コンプレッサー製造メーカーの「上海海立」
(シャンハイカイリツ 900910)
港湾クレーンのメーカーの「上海振華港口機械」
(シンカコウコウキカイ 900947)
石炭採掘・販売会社の「伊泰コール」
(イータイコール 900948)
といった銘柄があがります。

また深センB株上場銘柄の中からは
不動産開発の「万科企業」
(バンカキギョウ 200002)
コンテナ製造メーカーの「中国国際コンテナ」
(チュウゴクコクサイコンテナ 200039)
港湾サービス会社の「深セン赤湾港航」
(チーワンワーフ 200022)
工業用タービンの製造メーカーの「杭州タービン」
(コウシュウスチームタービン 200771)
ワインメーカーの「張裕ワイン」
(チャンユーワイン  200869)
という銘柄があがります。

さらに香港市場に目を転じると
鉄鋼メーカーの「馬鞍山鋼鉄」
(マーシャンアイロン 0323)
「鞍鋼新軋鋼」
(アンガンニュースチール0358)
銅製品製造メーカーの「江西銅業」
(コウセイコッパー 0348)
石油開発・精製の「中国石油天然気」
(ペトロチャイナ0857 )
鉄道会社の「広深鉄路」
(コウシンレール0525)
などの銘柄があがってきます。

これらの会社は
いずれも業績が良く、配当もあり
このことが株価を引き上げていると
思います。

このところ、
「中国株二季報・2005年夏・秋号」
(T&Cトランク編)と
「2005年中国企業情報2005年下期版」
(サーチナ)というかなり分厚い2冊の
本のページをくり、私たち外国人が
購入できる中国の上場会社のデータに
目を通しています。

今の中国株は
10年来の株安だと言われていますが
確かに多くの会社の株価は
下落傾向を示しています。
しかし、中には右肩上がりのカーブを
描いている会社もあります。

こうした現象について
邱さんが「もしQ」で、次のように
書いておられます。
「中国の成長株とは
何かということになりますが、
成長株は人気があって
高値まで買い上げられる株のことですから、
いま高値を呼んでいる株は
代表的な成長株と考えていいでしょう。」
(第1968回 「成長株の代表はいまの高値株」)

この文章を読んで、
私は昭和50年代後半、
日本が不景気であった頃に読んだ
邱さんの次の言葉が浮かんできました。
「この次に成長するであろうような業種は、
景気不景気と関係なく、不況の中にあっても、
根強く成長を続ける。」
(「低成長を切り抜ける経営法」
昭和59年『人の集まるところに人があつまる』所収)

当時、こういう未来予測法があるのだと知って、
強い印象を受けましたが
ここに見られる成長業種予見法と
最近の中国の株の動きを見る見方に
合い通じるものがあるように思います。

「株安が続く中、高値を
呼ぶ株が成長株」と言っても
いいのでしょうか、こうした見方を
参考にして、今の中国における
成長株を見ていくことにしたいと
思います。

1月に予定していた香港・深センセミナーを
急遽、延期することにしました。
テレビを通して「中国衛生局が2人が
鳥インフルエンザに初感染したことを確認し、
うち1人は死亡した」というニュースが
流されたからです。

感染したのは、安徽省の女性と、
湖南省の男児で、安徽省の女性は
死亡したとのことです。
話の流れから、この問題はこれから広がる
可能性があり、収まるにはかなりの時間が
かかるように思いました。

今回のセミナーは、10月の初めに
華南地区の友人たちに提案し、
多方面から練っていただき、
その結果、形をととのえてきたもので、
実現したいという気持ちが強く働きます。

しかし、実行する方針を堅持する限り、
インフルエンザの話がでるたびに心配になり
毎日、ストレスがたまってきます。
楽しい話が身を苦しめる話になってしまいます。

一瞬、開催するか、あるいは
延期するかについて誰もが納得するような
指針なり基準がないかと思いました。
でもそうしたものがあるようにも思えません。
ここは思い切って、主宰している私が
楽しいプランを見送ることだと考え、
友人たちに延期することを伝えました。

苦痛の伴う作業でしたが、
邱さんがあるところで書いていた
言葉が浮かんできました。
「マイナス・ファクターを出来る限り小さくして
ふしあわせと直面しないように心がけることである」
(邱永漢『お金としあわせの組み合わせ』)。

私の今回の行動は、邱さんがおっしゃる
マイナス・ファクターを小さくするためのものです。
私や日本の友人たちにとっては、
セミナーを延期することで、
不安要素を除けますが
中国で活動する友人にとっては、
これから、毎日、マイナス・ファクターの
影響を受けないための行動が
求められるでしょう。
予防の徹底と健康の増進に格段の注意と、
ご努力を払っていただくことを切望します。

株の話を続けているところですが、
来年1月に予定していた香港・深センセミナーを
急遽、延期することにしましたので、
このことを伝えさせていただきます。

香港と深センでのセミナーについては
各方面からご関心をいただき、
友人たちのご支援、ご尽力で、
実行プランが確定し、プランの詳細を
お届けすることにしていたところです。
が、その矢先、中国で鳥インフルエンザが
発生していることが伝えられました。

発生している場所は、広東省から
少し離れていますが、心配の種は
インフルエンザですから
このことは安心材料にはなりません。

たまたま長男が医者で、
前に私が邱さんのツアーに参加して、
中国を視察しようとしていたとき、
今、中国で猛威を振るっている病気が
発生しているので、中国入りは見合わせた方が
いいと警句してきたことがあります。

そのあと、サーズ問題がおき、
邱さんのツアーも中止することになりましたが、
今回のセミナー開催の是非について
意見を求めました。

長男が言うには、心配があるところに
わざわざ足をふみこむことはないではないか、
騒ぎが一段落するまで控えるのが良いと思う、
特にセミナーを開く1月はインフルエンザが
起こりやすい時期だ、という常識的なものです。

今回のセミナーへの参加を検討されている
方々の中にはすでに、切符やホテルの手配を
されている人がいて、私の心の中では
予定通り実行したい気持ちが働きます。

しかし、インフルエンザは
発生の確率は小さいかもしれませんが、
実際に起こった時には
その影響はきわめて甚大です。

こういう時は「心配しすぎだよ」と
言われるくらいに慎重であるのが
いいかとも考えます。

そこで思い切ってセミナーの
開催を延期することにしました。
ご了承いただくよう、お願いしすます。

そして航空券やホテルを予約されている方々は
まことに申し訳ありませんが、予約を
速やかに解約いただくようお願いします。

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