カテゴリ: 1650回~

55日、東京で、
40
代、50代、60代の人たちに向けた
人生設計セミナーをひらきます。

その目的は、自分の後半の人生を

充実したものとするため、自分の今後の

あり方をイメージし、それに向けての

アクション・プランを作っていただくことです。

 

そして、もっと言えば、自分の将来を

自分で開拓していくという気概を持ち、

今後に向かって行動していく姿勢を

強固なものとしていただくことです。

 

どうして、こんなおせっかいなことを言うかと言いと、
会社や役所に20年以上勤めていると、
「目標」はすべて「会社や役所の目標」で、
肝心の「自分自身の目標」が空白になっている

人少なくないからです。

 

会社や役所の勤めを終えた途端に
「この世とおさらば」というとになれば、

それでも良いでしょうが、
今は生活のレベルも向上し、
医療の水準も飛躍的あがり
人間、カンタンには死にません。

 

会社や役所をやめてから
死ぬまでに20年も30年も、

ひょとしたら40年も生きることに

なる可能性があります。

これは大変ありがたいことですが、
この長寿の幸を心から、「ありがたい」と
感謝して生きていくには、
自分の人生の後半はこのようにして
生きて生きたというライフプランが必要です。

 

ライフプランには
仕事をどう開拓していくかという問題から
財産の維持、増殖をどう図っていくか、

さらには貯めたお金をどう使っていくか

健康の維持、増進をどう図るかまで

入ります。

 

後半の人生にむけて自分のプランを立てていくことに

関心をお持ちの方々、どうそご参加ください。
参加費は15千円です。
参考になる本もお渡しします。

人生設計で一番重要なのは

自分の仕事をどうしていくかということです。
私たちが一番多くの時間を割き、

技(わざ)とか人間関係とかを学び、
生活するための糧も得られる仕事は

たいへん重要です。

 

この仕事に、身が入らないとか

やる気がおこらないとかの問題をかかえている

人が少なくなりません。

何らかの改善が必要です。
この仕事生活の改善が人生設計のなかで
最も重要です。


次に大切なのが稼いだお金を

殖やしていくための投資術を身につけることです。

稼いだお金は大事なので、誰でも銀行に預けます。

お金を預け、根気よく貯金を殖やしていくことは

生きるための土台を作る作業です。

 

ですが、貯めたお金をうまく運用していくには
貯めたお金を旅に出させる必要があります。

行く先は二つです。

 

一つは会社の株を買う株式投資です。
成長する会社の株をうまく手に入れると、
増資で株の数が増えたり、株価もあがって
運用資産が2倍、3倍やすチャンスがあります。

一方、業績の悪い会社の株を買ったりすると
株価がさがり、悪くすると会社が倒産して

元手がなくなることがあります。

 

そういう意味で、お金を株に変えると、
運用資産は変動し、不安定になりますが、

この変動して不安定な株をうまく運用するには
上手な投資術を身につける必要があり、
これにも勉強が必要です。

 

稼いだお金を殖やす二つの道は

定期収入の入る便利のいい場所にある

不動産を手に入れることです。

 

年をとってもお金に困らないようにする上で

こうした不動産への投資の勉強も重要です。

 

来る54日には、この方面の勉強をします。
興味のあるかたは、ご参加ください。

80の時にどんな自分でいたいのか」
と問われて、「私はこうありたい」と思う姿を
スラスラ書ける人ってあまりいないと思います。

しかし、描けないからといって、
将来の自分像を思い描く努力をしないで
いいということにはならないと思います。

なぜなら、中小企業の社長さんが
自分の会社を経営するように、
私たちの人生の舵取りをするのは
私たち自身だからです。

自分自身の人生の舵を握る私たちが
自分の向かう向かう目標を決めなければ
目標とするところにたどり着くことができません。

もちろん、人生には思わぬ外的環境の
変化がありますから、自分が描いた目標に
たどり着けないかもしれません。

しかし、思いどおりにいかなくても

自分の人生の舵取りをしていくのは

自分だという自覚と気概があれば、
第二、第三の目標にたどり着く
可能性が生まれてきます。

反対に、そういう自覚や気概を
持たない人は年をとってから、
昔を振り返った時、それこそ、
いったい自分は何をしてきたのだろうと
後悔することになりかねません。


そういう意味で大切なのは、
自分の人生の経営法を身に付けることです。
中小企業の社長さんが自分の会社を経営するように、
自分の人生を経営していく姿勢や方法を

自分のものにすることです。

これが53日、4日の両日開催する
20
代、30代の人たち向けの

人生設計セミナーの目的です。

仕事の面の経営法、そして
株や不動産への投資など理財の面での経営法を
身に付けていただこうと考えています。

先日、テレビ番組、「カンブリア宮殿」で
ダントツの業績を挙げている会社が
社員育成のため、どのようなことをしているかが
伝えられました。

私が面白いと思ったのは
家具・インテリア専門店、
「ニトリ」の取り組みです。

この会社では、キャリアプラン研修として
社員に「80の時にどんな自分でいたいのか」
を書かせています。


あわせて、20歳、30歳、40歳、50歳、
60
歳、70歳と10歳刻みでそれぞれのとき、
何をしてるかも書かせ、この作業に
毎年取り組ませているとのことです。

 

テレビでは、新入社員と思われる男女が

この作業に取り組んでいる風景が取上げられ、
二人の女性社員の間で、
「おばあちゃんていつからなるの」

65歳からじゃない」
いった会話が交わされ、思わず笑ってしまいました。

この作業結果の発表に先立ち、
ニトリの似鳥昭雄社長が、
60年計画をぜひ作って欲しい。
自分もアメリカに行ったとき、つくった。
大きな志し、ビジョンを持っていれば必ず達成できる。
この世に不可能はありません。
自分のロマンとビジョンを具体的に発表して欲しい」

と話ていました。

社員はどんなことを書いたのか。
「悠々自適に暮らしている」、
「業界のコンサルタントをしていて 本も書いている」
「京都で妻と喫茶店を経営している」といった作文事例が
紹介されていました。

 

皆さんもニトリの社員になったつもりで
80歳のとき、こうなっていたいと思う自分像」
をお書きになりませんか。

自分の人生を思った方向に動かそうと思えば
行き先の「目標」を具体的に決めなければなりません。
目標を決めない限りアクセルの踏みようがないからです。


そして重要なことは、漠然とした目標ではなく、
かなり具体的な目標を設定しなければならないということです。

 この点について、昔読んだ日下公人さんの
『個性を以って貴し(たっとし)とす』という
本で次の文章が書かれていました。


「ある牧師の例を紹介する。――

その牧師は若いときから情熱家で、

次のように祈りながら北京の町を歩き回った。

『神様、私に協会を一つ与えてください。

私は中国の人にキリスト教を広めたいのです。

あの丘の上に、これぐらいの教会を建てたいのです。』

 

牧師は、その丘の上に上り。棒で地面に線を引き、
教会の大きさを示して祈ったのである。
少しドライと言えば言えなくもないが、
別の見方をすれば『目標(夢)』が具体的である。

彼の信者が100人、200人と増えていくにつれて、
彼の夢も多くの人たちが知るところとなり、それは実現した。

神の助けなのか、それとも信者たちの応援なのか、
それは無神論者と信者で解釈が異なるが、
ともかく具体的な夢は実現が早い。
 本当である。
応援のしがいがあるから意外に応援が集まるのである。
中小企業者の話を聞いていると、
似たような話がよく出る。

 

具体的な目標や夢を語れる人は、
それだけ現在の仕事に打ち込んでいる人である。
それは『プラスの個性』と他人には映るのだろう。」

((日下公人『個性を以って貴しとす』p168

 

この話をヒントにして、あなたの夢や目標を
できるだけ具体的にイメージしてください。
そして、そのイメージを絵や言葉にしてみてください。

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