カテゴリ: 700回〜

前回、引用した文章に続く邱先生の
文章を引用しましょう。
2000年、日本の株が大きく暴落した時
先生がどう対応したかが書かれています。

「株が大暴落をしている時に
敢然と買いに出るためには勇気が要ります。
もちろん、万一失敗しても
致命的な打撃を受けないだけの準備が必要ですが、
もっと大切なことはその株を
安値で拾うだけの値打ちがあるという自信です。

そのためにはふだんから
株式投資の環境についての認識と
いくつかの株に対する評価ができていることが前提です。
たとえば、相場の将来に対して弱気の見方をしている時は
株価が突っ込んだ時に手を出すことはできません。
(中略)

株をやっている人なら、
その時々に注目している銘柄があるものです。
どういう銘柄に着目するかは人によって違いますから、
他人は間違っていて、
自分だけ正しいと決めつけることはできません。

たまたま私の場合はいくつかの証券株に注目していたので
株価の居所に対して自分なりの判断があって、
それより安ければ、たとえ火の中、水の中でも、
恐れを感じなかっただけのことです。
ふだんから、そういう目で相場に接しておれば、
大暴落は何年かに1ぺんの絶好のチャンスになります。

そうは言っても、大暴落の時は
自分の持株も軒並み水びたしになりますから、
損害を蒙らないわけには行きません。
大暴落が怖い人は株に近寄らない方がいいし、
怪我を怖がる人は大嵐の吹きまくっている間は、
窓を締めて家の中に引きこもって
じっと嵐の去るのを待つのが一番賢明なやり方です。

但し、台風一過、晴天が戻ってきても、
あちこち損害を受けたところが修復できるまでに
少しの時間と辛抱が必要です。
でもそんなに心配することはありません。
潮の流れに変わりがなければ、魚の居所に変わりはないし、
従って同じところに出て行けば
また魚をとることができるからです。」

(出典:もしQ  第54回 株にも治に居て乱を思う心がけが必要
2000年5月1日。光文社刊『もしもしQさんQさんよ』に収録)

ユニクロ、柳井社長が『現実を視よ」p219〜)で
発信されたメッセージ「苦しいときほど理想をもて」も
私たちにとって有益な助言と思うので、
いかに引用させていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(前略)東京スカイツリーは完成したが、
あの姿を見て未来や希望を感じる人は、
ほとんどいないだろう。

それが、現在の日本である。
だからこそ、「理想をもて」と言いたい。

苦しいときほど、理想をもつことが大切になる。

こうなりたいという理想があれば、
いろいろなものが見えて来る。

3年後は海外で活躍するビジネスパーソンになる、
と理想を描けば、

英語力をつけるために勉強する、
資金を集める、グローバルに展開している企業に転職する、

と、やらなければならないことが、
たちまち具体的になる。

逆に理想なくして日々を平凡に生きていれば、
目の前にとてつもないチャンスがあっても、
気づかずに通り過ぎてしまうかもしれない。

そして願わくは、
その理想はできるだけ大きい方がいい。

理想は小さいから実現するものでもない。

私の経験から言っても、
大きければ大きいほど頑張れるし、
エネルギーも出る。

身の丈に収まろう、
という縮こまりの時代に必要なのは、

所得倍増計画のような、
”誇大妄想的”な理想ではないか。

心の底から「こうなりたい」と思う姿を、
誰に遠慮することなく思いきり、描けばいい。

誰にとっても人生は一度だけ。

それなのに、
「今の状態がいつまで続くのだろうか」
「いざとなったら国はなんとかしれくれるのか」

と、たった一度の人生を他人任せにして、
びくびくしながら生きるのは、
実にもったいない。

人生の主役は自分自身。

自分の中にどれほどの可能性が詰まっているか、
試してみないとわからない。

日本人が高い理想を胸に抱き、
当事者となって
その理想を実現するために行動を起こせば、
必ずこの国は変わる。

ちなみに、自分の考えをノートにまとめる作業は、
今でも続けている。

経営のこと、社員のこと、
そして日本のこと、
世界のことを思いをめぐらせながら。」

今から17年前の1997年(平成9年),
邱先生は「YENよ、いまが出稼ぎの時」で、
個人投資家に、アジアのアジアの発展途上国
の株や不動産を探し出すことを勧めています。

「方向は定まってしまったので、
企業も人もその方向に早く動いた人の勝ちになる。

多少でもお金に余裕がある人は
『投資は発展途上国』の原則に従って、
株を買うのも不動産を買うのも、
昭和30年代の日本にあたるところを探して
(アジアとは限らないが、アジアがすでに
経済発展に向かって走り出していることは
はっきりしているので)アジアの発展途上国に
着目すべきであろう。

安全を考えれば日本に多少元気は残すべきだが、
効率を考えれば日本は忘れてしまってもかまわない。

に言わせれば、中国のB株とH株のなかで、
ホンダやソニーほどではなくても
日本の電力会社や一流銀行と同じくらい
成長しそうな銘柄を狙うことである。

株ならば自分一人の判断でやれるし、
危いと思えば、即刻手放して、さよなら
することもできる。
銘柄の選択さえ間違えなければ、成長の尻馬になって
その分前にあずかることができるのある。』

今から17年前のことですから、
文中にもあるように、邱先生の頭のなかには、
アジアで最も快進撃を走っていた「中国」が
あったと思います。

私は、中国は、今後、安定成長路線に切り替え、
成長率を落としたとはいえ、依然、投資対象国であると
考えています。
ただ、この当時、アジア通貨危機で苦しんでいた、
タイ、インドネシア、フィリピンや
その後を走っていたベトナム、カンボジア、ミャンマーなどの
国々が新しい投資対象国としての存在感を高めている
と感じています。

 

私の友人が渋谷で最近、東京の渋谷で
投資向けのマンションを手に入れたこと
をお伝えしましたが、このことを別の友人達に
話しまたら、どういうマンションを
お買いになったのか拝見したいとの反応です。

そこで、私はマンションを購入された友人に
経緯を話し、購入されたマンションを見学し、
体験談もお話いただくことをお願いしましたら
快く、ご了解をいただきました。

そこで、来る9月1日、
午後1時、渋谷のハチ公前に集合し
友人が購入されたマンションを
拝見し、ここに至るまでに
経験されたことを話していただきます。

これまでその一端を述べてきましたが
友人が今回渋谷の物件を手に入れるまでには
試行錯誤があり、また今回いろいろなことに
挑戦されています。

私はこうした体験が大きな価値を
持っていると思います。
この方面のことに、
ご関心をお持ち方にとっては
気に入った不動産を手に入れるまでの
一部始終を聞くことができる機会だと思います。

ご関心のある方は、どうぞご参加ください。
参加費は一人当たり5,000円です。

私の友人が渋谷に投資向けのマンションを
購入したことを伝えましたが、友人は新しく
手に入れるマンションをすぐ渋谷に
決めたわけでありません。

友人が一番買いたがったのは
北京の三全公寓の一室です。
友人は、邱永漢さんのツアーにも参加し、
また私の北京ツアーにも参加し、
その都度、三全公寓の部屋に泊まっています。

三全公寓にお泊りになった方は
同感されると思いますが、
中国でもトップ水準をいく
高級なマンションで、手入れも届いています。

そうした体験から、友人が三全公寓を
手に入れることを熱望したのは
しごく当然なことです。
友人は三全公寓を手にいれるにはどうしたらいいか、
邱永漢事務所に何度も問い合わせました。
また経験者である私にも様子を聞いてきました。

友人は、邱永漢事務所の担当の人からは
投資にあっては現金の割合を高くしていただく
必要があると言われたとのことでした。

また私は私で、中国のマンションは
自分で中国で住むとか、
働くには必要なものですが、
銀行からお金を借りて運用するには、
問題があると言いました

そして投資向けにマンションを買うなら、
東京の便利のいい場所にあるマンションが
良いと話してきました。

友人はそうした私のアドバイスに
耳を傾けてくださり、地元に持っていた
マンションを売却した直後に
渋谷にあるマンションを購入されました。

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