先日、日経新聞がタイを代表する サイアム・セメントが
ベトナムのセメント会社を買収し、ベトナムに進出したと伝えました。 

「サイアム・セメント・グループ(SCG、タイ素材最大手) 
7日、ベトナム中部のセメント工場数カ所を買収したと発表した。
同社の海外セメント生産能力は40%増大する。
買収した工場の生産能力は合計で年間310万トン。

ベトナムの数カ所でセメント生産と
グランディング(グラウト材)工場を運営する
ベトナム・コンストラクション・マテリアルズの全株式を
1億5600万ドル(約178億円)で買収した。
サイアム・セメントがタイ証券取引所に提出した報告によると、
純負債や効率向上のための追加投資を含めた企業取引額は4億4000万ドル。

サイアム・セメントにとってタイ以外での最大の生産拠点となる。
ベトナム北部ではセメントは供給過剰の状態にあるが、
中部、南部では需要は十分にあるという。

サイアム・セメントはカンボジア、インドネシア、ミャンマーで
セメント工場を運営している。
試験操業中のラオスの新工場が年内に本格稼働すれば、
同社の海外生産能力は、タイ国内の生産能力2300万トンの約半分にあたる1050万トンとなる。

サイアム・セメントはタイより高い成長が見込まれる途上国を
中心に東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国に積極的に投資している。」
(日本経済新聞)