「中国の次はベトナムでないかと」
考えた邱永漢先生は、日本アジア証券、アイザワ証券に
働きかけ、ハノイに本拠を置く日系の証券会社を
設立されました。

2009年のことだったよ思います。
設立時は、「サクラ証券」、1年後
「ジャパン証券」と改称し、今に至っています。

この会社が設立されたことで、
日本人でベトナムの経済発展に関心と興味を
持つ人が、ベトナムの上場会社に投資する道が開かれました。

「ジャパン証券」の過半数の株は
ベトナム資本が持ち、会社としてはベトナムに帰属する
ベトナムの証券会社です。

しかし、組織内には、日本人対応の窓口
「ジャパン、デスク」が設けられ、
日本人が自由にベトナムの上場会社の株を
売買できるようになりました。

このジャパン証券は
今後のさらなる発展のため、近々、
同じくハノイに本社を置く証券会社と
合併すると聞いていますが、
日本人投資家が、自由に
ベトナム株を売買できる道を築いた点で
ジャパン証券の果たした役割は
大きいと感じています。