私が愛読している邱永漢先生の作品に
『鮮度のある人生』(1997年)があります。

先生、73歳のときの作品で、久しぶりにページを繰ると、
次のような文章が目に入りました。

「函館で特別養護老人ホームを経営している
フランス人の神父さんのインタビュー記事を読んでいたら
『お年寄りには気晴らしが必要なんですよ。
生き甲斐という言葉は重すぎる。
気晴らしいでいいんです』という発言にぶつかった。
なるほど、現場の声だなと思った」。

楽しい発言だと思って、
「函館で特別養護老人ホームを経営している
フランス人の神父さん」のことを知りたくなりました。

ネットでしらべるとすぐに見つかりました。
1993年に津軽海峡を望む函館の丘に
特定有料老人ホーム、旭ヶ岡の家レジダントを設立し
園長に就任されフランス人、
フィリップ、クロード神父のことだ
ということがわかりました。