私の北京訪問は
邱永漢先生がお元気にされていた
平成13年(2011年)以来でしたが、
二つのことを楽しみにしてのことでした。

一つは三全マンションを訪ね、
関係者から近況を伺うこと、
もう一つは邱永漢先生と、
東山堂ベーカリー会長の原田一臣さんの合作、
邱公館食品有限公司(パン工場)を
見学させていただくことでした。

早くから原田さんにそのことをお願いすると
原田さんは私たちの訪問を快く引く受けてくださり、
当日は現地で差配されている
「邱公館食品有限公司」総経理、荒木尊史
案内させるとのことでした。

荒木さんとは、邱先生の誕生会のとき、
名刺の交換をさせいただいますが、
その時は、参加者が大勢で、名刺の交換だけでした。

さて、よく晴れた日の朝、
ケンピンスキーホテルで友人、妻の3人で待っていると
荒木さんが迎えに来てくれました。

挨拶も早々に、荒木さんの車に乗せていただき、
「邱公館食品有限公司」のパン工場に向かいました。

車を運転してくれている荒木さんに
聞きたいと思っていたことを伺いました。
荒木さんは私の質問に対し、快活に応えてくれました。