2017年01月

邱亜蘭様の前に座り、
御礼したのは、ご主人、邱永漢先生との共著、
「母から娘に伝える邱家の中国家庭料理」を
楽しませていただいたことです。

この本が出た頃は我が家では
子供達が小さく、食べ盛りでした。

この子供達を前にして
妻は「母から娘に伝える邱家の中国家庭料理」に
出ている「冬瓜のまる蒸しスープ」を作りました。

子供達はもちろんのこと、
私も喜び、その美味に心奪われました。

私はこの体験を亜蘭様に報告し、
感謝の気持ちを伝えさせていただきました。

また「この本は、合計、30冊くらい購入し、
お世話になった方々への御礼として贈らせてらせていただきました」 
こともお伝えしました。

亜蘭様は笑顔で私の話をお聞きくださいました。

 

邱永漢先生の奥様、邱亜蘭様の前に
座らせていただき、私の頭に浮かんだのは、
邱先生の名著、『食は広州に在り』です。

奥様に、邱先生の作品は
いまも多くの人に読まれていますが、
もっとも広い層に渡って読み続けられているのは
『食は広州に在り』だとみていることを伝えました。

そして、この作品は奥様の
側面からのサポートで創られた作品と思っている
ことを話させていただきました。
(この頃、邱先生はパスポートがなく、
広州には行っていません。他方、
奥様のご一家は広州から、香港に移住されています)

そして、昨年、友人たちと一緒に
広州に行き、広州飯店を訪ね、
看板に日本語で「食は広州に有り」と
あり、ビックリしたことを伝えました。

奥様は笑いながら私の話を聞いてくださり
「お父さん(香港のご実父)が資料を
送ってくれました」と解説してくれました。

邱亜蘭様ご一家のご招待にあずかったのは
先生が亡くなられた翌年から、
ご命日に開かれている「邱先生を偲ぶ会」に
参加している8人です。

食卓テーブルは長く、
招待側に邱亜蘭様とご長男夫妻が座られ
招待を受けた人たちが、その前に並びました。

奥様の真ん前に座られたのは、
邱先生とのご交流が長く、
「ヨーロッパ一等旅行」も
楽しまれたごI夫妻のうちのご主人。

そしてI家の奥様が亜蘭様の横に座られました。

家族ぐるみで交際されているご夫妻が
側に座られ、亜蘭様はたいそおう喜ばれました。

そして、そのI家のご主人の横、
亜蘭様から見て、斜め前の位置に
小生が座らせていただきました。

亜蘭様のお顔をまじかに拝見し、
二冊の本が浮かびました。

一冊は邱先生の最初の本『 食は広州に在り』
もう一冊は邱先生ご夫妻の共著
『 母から娘に伝える邱家の中国家庭料理』です。

この二冊は、亜蘭様のたいへんなご協力があって
出来上がった名著で、奥様にこの二冊を
読ませていただいたことの感謝の気持ちを
伝えせていただきました。

一昨日前の夜、
渋谷区の東急・代官山駅を降り、
ご招待を受けたフランス料理店に向かいました 

ご招待の主は
邱永漢先生の奥様、邱亜蘭様と
ご長男ご夫妻です。

ネオンサイン煌めく代官山の街を歩き、
料理店に向かいました。

邱先生が亡くなられたのは2012年5月16日。
以来、毎年、邱先生を偲ぶ会を開く人がいて、
私はその会に参加させていただいていましたが、
昨年は、邱先生のご長男をお招きし、旧交を温めました。

このことをご長男様が先生の奥様に伝えられたのでしょう。
奥様が感激され、その会に参加してきた人たちを
招かれるということになったのです。

当日、招かれた人たちがご指定の料理店に早々、集合。
そして、邱先生の奥様とご長男夫妻がお見えになりました。

そして、奥様がにっこり笑っておっしゃいました。
「皆様、たいへんご無沙汰しています
今日はお集まりいただきましてありがとうございます」。

そして、各々テーブルにつきましたが、
テーブルにはお皿の上に
「邱家特別メニュー」が配られていました。
メニューには数多い種類の料理が書かれていました。
 

2月19日(日)、東大、本郷、正門前10時に
台湾、台北で活躍中の女性と会います。

もう、7、8年前になるでしょうか、
私が初めて邱永漢先生の生まれ故郷、台南に行ったとき、
たまたま台南駅前のバス・ストップでお会いした方です。

当時、台南高女の3年生でした。
その方がその後、台湾大学に進み、
いま台北でOL になり、今回東京におみえになります。
 
私は 彼女の郷里の先輩になる、
邱先生の学び舎に案内したいと考えたからです

当日は、彼女の同級生で、
現在日本語学習のため日本に来ている
台湾の青年も参加してくれるとのこと。

喜ばしいことです。
私は同じ年ごろの日本人青年にも
声をかけることを思いつき、
昨年一緒にベトナムを訪ねた青年に声をかけ、
彼から参加するとの返事をいただきました。

台湾と日本の青年たちの交流が始まります。
この散策に興味のある方は、どうぞ、ご一報ください。
もちろん、参加費無料です。
 

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