2016年04月

オールド広州の西関大宅のつぎに
目指したのは飲茶のレストランです。

少し、距離があるので、公共のバスに乗ろうとしましたが、
なかなか上手くいきません。
そこで、歩き続けることにしました。

かなり歩くと、
左右のお店から賑やかな音楽が鳴り続ける
通りにに来ました。
後で調べると「第十甫路」という通りです。

ここで、こちらに来る前、予め調べていた
「蓮香楼」と
「陶陶居」の店を見つけました。

この両店は、人気店で、興味を持っていた料理店です。
かなり疲れ、お腹も空いていたのですが、
もう少し歩けば「食は広州にあり」という
日本語の看板が
かかっていると広州酒家があるとのこと。

そこで、踏ん張ってあるくと、
この看板がある店にたどり着きました。

 

ここで、私たちが歩いてきた道を振り返ることにしましょう。

私たちは広州地下鉄1号線「長寿路駅」の出口から
西に伸びる「宝源路」に出てこの通路を歩きました。

そして、この通りで、「西関大屋」と呼ばれる住宅に出会いました。

この街に20年住んでいる伊藤かつみ様によると、
この周辺んオールド広州のカルチャーが詰まっている
とのことです。
「この住宅は広東省、広西省一帯(嶺南地方)の
特色を持つ住宅が数多く見られ、
古老大屋」との俗称もあり、
清の末期に広州の名門や貿易で
財を成した豪商が西関で建てたため

西関大屋と名付けられました。

この建築スタイルは清代の後期、
同治、光緒年間(1862~1908)のもので、

19世紀の中後期と20世紀の20年代で最も繁栄していた。」

お茶屋さんを出てから歩き続けました。
歩くうちに、だんだん「歴史的記念建築」
ろいう趣趣旨の表示が目につくようになりました。

建物の様式とか、壁に施された彫刻に
特徴のある建物が増えてきました。

そして、広州というところは
古い時代から栄えたところなのだということが
わかってきましたが、歩き続けていると
「西関地区」に入ってききました。

どうしてわかったかというと、
「西関大宅」という表示のある
古い建物の前に来た
からです。

そして、この「西関」に注目したかというと
邱先生の名著『食は広州に在り」(文庫版 17ページ)
に次の記載があるからです。

「広州の西関(サイクワ)といえば、
富豪の多く集まる所であるが・・・・・」

実際、ガイド本を読むと、この地区について
次のような説明があります。
「官僚をはじめ裕福な人々が居住したエリアで、
清の時代から大規模な住宅や建物が建てられていて、
その頃の街並みが保存されているエリアです」

私たちはオールド広州の中心地に来たようです。

 

「長寿路」駅を降りて、広州の街を
歩き出しました。

歩く道路がきちんと整備されておらず、
道路に並ぶ店も店舗もオールド・ファッションで
「古ぼけた街」というのが私が最初に受けた印象です。

が、妻がここに入りたいと言いました。
プーアール茶を専門に扱っているお茶店です。

最初に店の経営者が応対してくれましたが
こちらが、冷やかしの客でなくく、
実際にお茶を買おうとしている客であることを
感じ取ったのでしょう、相手をしてくれる人が
「茶師」という資格を持つ青年に変わりました。

この青年が、お茶の入れ方、飲み方から
プアール茶の幾つかの種類を説明してくれ、
応答は30分くらい続いたでしょうか、
妻がこれを買うと固形のお茶を決めました。

また、妻は知り合いの方へのお土産も買いました。
お店の方は上機嫌です。
こうして、意識しない間に私たちは
広州のお茶屋さんと親しい間柄になったような
気分になりました。

 

「広州東駅」から地下鉄1号線を利用し、
「長寿路駅」に向かいました。
10番目の駅です。

今回の広州訪問には香港在住の日本人の
旅行ガイドに同行してもらいました。

そのガイドさんが、電車の中で
小さな地図のコピーを出し、
その日、訪ねる場所を説明してくれました。

その光景を30代と思われる女性が見ていて
満面に笑みを浮かべながら、
私たちの方を声をかけてくれました。

ガイドさんの通訳によれば
「私たちの広州を日本人の方々に
こうし訪問していただき、とてもうれしい」
とのことで、ポケットの中から
飴玉を取り出し、私たちにくれました。

私の妻がカバンにチョコレートを
入れていたのを思い出し、それを渡して
ご厚意に応じました。

この中国人女性はレストランで
ウエイトレスの仕事をしているのとのことでしたが
大変に社交的で、
「私たちの広州にわざわざ訪れてもらい
とてもうれしい」という趣旨のことを繰り返しました。

見知らぬ中国人と日本人同士の
たくまぬ交流が行われ、
「これって邱先生のお導きではないかな」
と言い合い、和やかな気分になりました。

 

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