2015年05月

健康上、厳しい状況におかれている友人から
「希望」を持って生きるようにしていると
言われ、刺激を受けると同時に、
前から「希望」の2字に興味をもっていたことに気づきました。

それは、東大経済学部教授で労働経済を専攻している
玄田教授が「希望学」というジャンルの研究に
取り組んでいることでした。

玄田教授が研究対象にしている「希望」は
若い人たちの問題を対象にしていて
私のような高齢者、老齢者の問題は
対象外になていることは知っていたのですが、
「希望」という言葉には興味が惹かれます。

そこで、この機会に、玄田教授が著されている
「希望のつくり方」(岩波新書)と
「希望学」(中公新書ラクレ)を入手する手続きをとりました。

 

 

昨日、一ヶ月余も入院していたと書きました。
この報告をお聞きいただいたのでしょう、
三重県在住の友人F様から激励のお便りをいただきました。

F様は、私が大阪でセミナーを開いた頃、
欠かさず、ご参加いただいた方で、私がいま
大阪でセミナーを開く基盤を作って下さった大恩人です。

今から8年前になりますが、WTOに加盟したばかりの頃、
一緒にベトナムを訪れた仲です。

このF様が、4、5年前、深刻な病に見舞われ、
現在も闘病生活を送られていています。
闘病生活が続くと憂鬱な気持ちにもなるとのことです。

そうした環境に置かれていますが、
F様は未来に向け「希望」を持って
生きているのだと、伝えてくれました。

厳しい状況に置かれても
「希望」を持って生きることが大事とは
私も今回、実感したことがことですが、
F様から教えられて、大いに勇気づけられました。

F様、ありがとう。
そして、「希望」の達成に向け、
より力強く生き続けてください。

 

 

 

 

1ヶ月余もコラムの更新、休ませていただきました。

胆のうにできていた胆石と胆のうの除去のため、
14日ほど入院したのです。

そのあと、一旦退院したのですが、
直後、高熱を発し、再入院しました。


この治療が予想外に長く、
再入院の期間は17日にもなりました。

数えると、1ヶ月余り、病院生活を
余儀なくされたのですが、
「神様が与えてくれた休養」と考え、
治療に専念しました。

退院して、今日で、3ヶ月ほどになりましたが、
これまでの生活に戻る見通しができたので、
コラムを1ヶ月ぶりに再開しました。

今後とも、ご愛読いただきますようお願い申し上げます。

 

 

ユニクロ、柳井社長が『現実を視よ」p219〜)で
発信されたメッセージ「苦しいときほど理想をもて」も
私たちにとって有益な助言と思うので、
いかに引用させていただきます。

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(前略)東京スカイツリーは完成したが、
あの姿を見て未来や希望を感じる人は、
ほとんどいないだろう。

それが、現在の日本である。
だからこそ、「理想をもて」と言いたい。

苦しいときほど、理想をもつことが大切になる。

こうなりたいという理想があれば、
いろいろなものが見えて来る。

3年後は海外で活躍するビジネスパーソンになる、
と理想を描けば、

英語力をつけるために勉強する、
資金を集める、グローバルに展開している企業に転職する、

と、やらなければならないことが、
たちまち具体的になる。

逆に理想なくして日々を平凡に生きていれば、
目の前にとてつもないチャンスがあっても、
気づかずに通り過ぎてしまうかもしれない。

そして願わくは、
その理想はできるだけ大きい方がいい。

理想は小さいから実現するものでもない。

私の経験から言っても、
大きければ大きいほど頑張れるし、
エネルギーも出る。

身の丈に収まろう、
という縮こまりの時代に必要なのは、

所得倍増計画のような、
”誇大妄想的”な理想ではないか。

心の底から「こうなりたい」と思う姿を、
誰に遠慮することなく思いきり、描けばいい。

誰にとっても人生は一度だけ。

それなのに、
「今の状態がいつまで続くのだろうか」
「いざとなったら国はなんとかしれくれるのか」

と、たった一度の人生を他人任せにして、
びくびくしながら生きるのは、
実にもったいない。

人生の主役は自分自身。

自分の中にどれほどの可能性が詰まっているか、
試してみないとわからない。

日本人が高い理想を胸に抱き、
当事者となって
その理想を実現するために行動を起こせば、
必ずこの国は変わる。

ちなみに、自分の考えをノートにまとめる作業は、
今でも続けている。

経営のこと、社員のこと、
そして日本のこと、
世界のことを思いをめぐらせながら。」

「成功は1日で捨て去れ」を刊行して
3年後の2012年、ユニクロの柳井社長は
「現実を視よ」を発行。
このなかで柳井社長は、「志をもって生きよ」と題し、
次のメッセージを発信しています。
柳井さんに、あるいは柳井さんから良い刺激を
受けたjins社の田中社長のような存在に近づきたいと
願っている方には、大変有益なアドバイスになると
思いますので、以下に引用させていただきます。
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若い頃から、寝る前に続けてきた作業がある。
自分の考えをノートにまとめること。
自分の仕事を通じて、将来、どういう人物になっていきたいのか?
自分の会社を通じて、この世にどのようなことを実現していきたいのか?
自分が生きてきた証をいかに世に残すか?
どれだけ社会貢献できるのか?
そんなこと少しずつ、私はノートに書き連ねてきた。

 

ノートに書くのは、自分の夢や理想だけでなく、
時に不安や悩みのこともあった。

それらを文字にまとめることで、
不思議と自分のモヤモヤが晴れていく気がした。

血を吐くような不安に襲われても、私はこうすることで、
なんとかひと筋の坂道を登ってくることができた。

人の一生とは、自分の志を遂げるためにある。
そう私は信じている。
いま、自社の社員だけではなく、
日本中の人に言いたいことがある。

「志をもって生きよ」
日本人が必要としているのは、まさにこれれではないか?
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