2015年05月

前回の引用の続きです。
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希望を持つには、
人生は自分が主役だという信念、自分に「期待」するという姿勢が不可欠だ。

「俺はつまらない人間だから」ではなく、
「自分はこんなことができるのではないか」と自分自身に期待する。
人より少しでも得意な部分を必死で探し、
一生懸命に磨く。そうすれば、必ず活路は開ける。

他人は誰もあなたに期待していないかもしれない。
だからこそ、最後の自分の味方は自分でなければならない。

入院中に読んだ柳井さんの本で、
前書きで書かれている文章が勉強になりました。
以下に引用させていただきます。

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私が若い人に一番伝えたいのは、
人生は希望を持たなければ生きて行けない、ということだ。

希望とは、
言葉を変えれば、理想や人のため社会のためという崇高な思い、のことだ。

「希望なんて持てる状況ではない」という若者もいるかもしれない。
だが、そういう人でさえ、毎日、食べる事ができ、生きている。それで十分だ。
どんなに苦しくても、希望を抱く事は出来る。

自分の心の内側ばかりを見つめるのはやめた方がいい。
私も大学時代は、本当の自分とは何か、などと日々悩んでいた。
だが、社会に出ると、毎日、「会社がつぶれる」
「家族や社員が路頭の迷う」といった不安にさらされ続けた。

そこで、気づいた。自分の内側を見つめていても、
結局何もうまれないし、解決も出来ない。

 最近は「頑張らない生き方」をすすめる本が巷ににあるえている。でも、頑張らない人生に価値がない、と私は思う。「生きる」ことは、
すなわち「頑張る」ということだと信じるからだ。



いま気づいたのですが、
私は入院中、「希望」という文字が入った本を読みました。
ユニクロ社長の柳井さんが、
朝日新聞に連載した「柳井正の希望を持とう」です。

私は入院前、必要に迫られ
意識的に、柳井さんの本を再読しましたが
この本をまだ読んでいないことを知りました。

また柳井さんがあまり使われない
「希望」という文字が入っていることに
興味を持ちました。

そこで、注文し、我が家に届いたとろこで、
入院していた私に、この本を届けてくれたのです。

面白く、入院中、この一冊からいろいろな
刺激をいただき、親しい友人たちにも
読むことを勧めました。

前回に続き、「希望のつくり方」を出版した時点で
岩波新書の編集部が、著者の玄田教授に対するインタビュー
記事を引用します。
このなかで、玄田教授が「希望学」で拠り所にした
希望の定義について述べていて、興味深いです。

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――希望を「持つ」ではなく「つくる」としたのはどうしてでしょうか。

 大学生にかぎらず、
たまに中学生とか、高校生とかに、
授業や講演でお話したりする機会があります。

私はそのときに「希望を持ちましょう」といった話をしません。
家庭の環境やその他の様々な理由で、
希望を持ちたくても持てない人たちも、
若い人のなかにもたくさんいます。そんな人たちは、
希望を持つことをあきらめていることもあるような気がします。
そうなのに「希望を持てばいいんだ」というのは、酷なように思うんです。

かわりに、希望学の成果をふまえて、こんな話をします。
希望は英語でHopeといいますが、
Hope is a Wish for Something to Come True by Actionだと。
つまり、希望には「気持ち(Wish)」と、

自分にとっての大切な「何か(Something)」、
それがどうすれば叶うのかという「実現(Come True)」に向けた手立て、
そして何より自分の足で「行動(Action)」するという
4つの柱から成り立っているんだ、と。

だから、本当は希望を持ちたいとしたら、
その4つのうち、今の自分には何がみつかっていないかから、
考えてみようよ、といいます。

そうすると、自分には行動が足りなかったとか、
今の自分にとって大切な何かを決めたいと思うとか、
そんなことが、すこしずつ浮かびあがってくるようなんです。
それは、若い人に限らず、だれにでもいえることかもしれないですね。
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東大経済学部の玄田教授が数年前に執筆した
「希望のつくり方」を注文しましたが、まだ届いていません。
ただ、出版元、岩波新著の編集部が、この本の出版時、
玄田教授にインタビューした記事をみつけましたので、
以下に引用します。

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――この本を書かれた動機を教えてください。

 ずっと社研で2005年から「希望学」という
少々怪しげな(?)研究を、みんなでやってきました(笑)。
「希望がない」とか、「希望が持てる人と持てない人の格差」とか、
いわれてきましたけど、じゃあ希望はどうすれば持てるんだろう、と。
それを愚直に考えてみようじゃないかと、始まったのが希望学でした。

 希望学は、2009年に成果として4巻の分厚い本を、
東京大学出版会から刊行しました。そちらが、すこし研究者とか、
学生向けに書いた内容だったので、今度は、
希望学の成果をより多くの人に知ってもらいたい
と思って書いたのが、この本です。

 希望学の事務をずっと手伝ってくれた女性がいて、
その方から「私にも読めるような本を書いてほしい」
といわれたことがあったことも、頭の片すみにずっとありました。

 

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