軍隊銀行という名前を聞くと、
国の出資による会社ではないかと思います。
私が、この銀行につて一番知りたかったことは
この銀行はどういう組織、あるいは人たちで
運営されているのかということでした。
前回は、聞き取りで伺ったのですが、
今回は私が聞くまでもなく、
スクリーン・ボードに映し出された資料に
5%以上保有されている株主について、
次のような説明がありました。
(注:()内は2年前の訪問時に伺った数字です。)
1.ベトコムバンク(VCB):9.6%(11%)
2.ビッテル(Viettel)(通信大手):15%(10%)
3.ベトナム・マリタイムバンク:9.30%(8.86%)
このうち一番の株主であるベトコムバンクは
ベトナムを代表する大手銀行で、前回、
同行から銀行業務のサービス、管理、
専門知識、資金調達を強化する上で
支援を受けているとのことでした。
またビッテルからは通信技術、
とくにモバイル(携帯電話)分野で支援を受け、
隣国のラオスへの進出(2010年)と
カンボジアの進出(2011年)は
ビッテルからの支援が支えになったとのことでした。
ベトナム・マリタイムバンク(海運商業銀行)
との関係については伺っていませんが、
これら三つの組織が大株主で、
政府の出資はないことが確認されました。
軍隊銀行(MBB)は国営でなく
民間資本による銀行なのです。
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