2013年02月

ホーチミン市内を流れるサイゴン川の

 

沿岸近くに立つホテルとして思い出す

もう一つのホテルは

ルネッサンス リバーサイド ホテルです。

 

2007年10月のことだったと思います。

私は友人たちと一緒に、ホーチミンへの

2度目の訪問を行ったのですが、

ちょうど、この時、邱永漢先生が主宰される

ベトナム・香港旅行の一貫として

参加の方々がホーチミンを訪れ、

このホテルに泊まられました。

 

この邱先生のツアーには

日頃から親しくしているIさんほか

友人たちが参加していて、

私は自分のセミナーに参加してくれた友人たちと

との交流会を行うため

夕食後、このホテルを訪れました。

 

そして、願ってもない交流会が生まれ、

楽しい一時を過ごさせていただいたのですが、

突然、邱先生の秘書の方から

「邱永漢がそちらの部屋に下りていってもいいか

と申していますがいいでしょうか」

との打診が友人の携帯電話に入ってきました。

 

一同、ビックリ、仰天の出来事ですが、

こんなうれしいことはありません。

やがて、先生の秘書の方が現れ

続いて邱先生が来てくださいました。

 

もう11時を回っていたと思います。

私は先生のご厚意に甘え、

急遽、司会役に転じ、友人たちに

「先生に伺いたいこと、ご質問ください」

と申しました。

ご本人を前にしてのベトナム版

「ハイハイQさんQさん」です。

友人たちの質問に対し、

邱先生が丁寧に回答されました。

忘れなれない思い出です。

ホーチミン市内を流れるサイゴン川に

 

ふれたことでサイゴン川の沿岸近くに立つ

二つのホテルのことを思い出しました。

 

一つはマジェスティックホテルです。

 

私が主宰するセミナーは

現地集合、現地解散方式ですので、

参加される方はそれぞれ好みのホテルに

泊まられます。

 

その一つに選ばれたホテルが

マジェスティックホテルで

複数の方が、このホテルに泊まり、

とても良かったとのことでした。

 

それはそうでしょう、このホテルは

作家の故開高健さんがベトナム戦争が

戦われていた時期、100日間、滞在したところです。

 

開高さんはその間、

戦争への従軍記者として

行動し、そのときの体験を「週刊朝日」に

送り、それが逐次「週刊朝日」誌上で報告されました。

 

これらのれらのレポートをもとに

朝日文庫から刊行されたのが

『ベトナム戦記』です。

 

またこのホテルは

沢木耕太郎さんがベトナムを題材にした

「一号線を北上せよ」という

作品でもとりあげられいます。

 

ともかくこのホテルは、

フランスの女優、カトリーヌ・ドリーブさんなど

著名な人たちが泊まり、またわが友人たちも

これまで利用したホテルです。

私達のようにベトナム戦争

 

(1960年代初頭~1975年4月30日)

の戦況を新聞やラジオを通して聞いてきた世代には

サイゴンという名前が懐かしいです。

 

そのサイゴンが

ホーチミンとベトナム民主共和国初代主席

であった人物、ホー・チ・ミンの名前に変えられ、

なんとなくなじめないものを感じる人が多いのですが、

「サイゴン」という呼称は

旧サイゴン=ホーチミン市のなかに

今も生きています。

 

例えば、市内の中心部を流れる川は

「サイゴン川」です。

カンボジアから流れ、南シナ海に注ぐ川です。

たくさんの水草と一緒に

ゆっくり水が流れ、この川のほとりに、

ベトナムの中央銀行やホーチミン取引所が

並んでいます。

 

また、このサイゴン川のほとりに

つくられた港が「サイゴン港」で

何台も大型船が入港できる海の玄関です。

面白いことに、いま市の名前に使われている

ホーチミン氏も、かつてここから

フランス船の料理室勤務としてフランスへ出港しました。

そのことを伝えるホーチミン博物館が、

サイゴン港の近くににあります。

 

さらに、いろいろなお店の名前に「サイゴン」が使われ、

例えば、繁華街のドンコイ通りにある

カラベルホテルの10階にあるバーは

「サイゴン サイゴン」で、

周囲の景色が良く見え、たいそう

風通しのよいバーです。

 

このように首都としての名前は

ホーチミンになりましたが、

サイゴンという表現はいまも健在です。

ベトナム戦争の戦況をラジオ放送を聞いて

 

育った世代の人には

「サイゴン発UPI共同」

というラジオの言葉が懐かしいと思います。

 

UPIという外国の通信社が

発信するサイゴン発の情報を

日本の共同通信社が翻訳して

日本のメディアに伝えていたのです。

 

ベトナム戦争とは

ハノイに首都を置く北ベトナムと

サイゴンに首都を置く南ベトナムとの

戦いで、北ベトナムが南ベトナムを破って、

南北統一のベトナムが誕生しました。

 

そのとき以来、サイゴンは

ホーチミン市と呼ばれるようになりました。

ですので、ホーチミン市は

ベトナム戦争を今に伝える

いくつかの施設があります。

 

その最大のものは

戦争証跡博物館や

統一会堂です。

 

また古くはベトナムは

フランスに統治されていて

その時代からの遺産である

サイゴン大教会や

中央郵便局もあります。

 

こうした施設を

8月のセミナーでは日曜日に

バスに乗って見学します。

現地集合・現地解散方式の旅行は

はじめて海外でのセミナーを始めたとき、

若い友人たちに教えられてたものですが、

実際にやってみて、いろいろ便利なので、

自分が主宰する海外セミナーは

すべてこの方式で行っています。

 

例えば、一般に若い方は

年配の方よりも、好奇心は旺盛ですが、

ふところに余裕がありません。

そうした若者にとっては自分の予算にマッチした

飛行機やホテルを選ぶことができます。

 

また海外旅行はしょっちゅう行けるものではないので、

ベトナムに行く機会にほかの場所に立ち寄る

プランを付け加えることができます。

 

例えば、これまでホーチミンセミナーに

参加された方々の中には、

その前にマレーシア(クアラルンプール)に行かれた方、

あるいはホーチミンセミナーのあと、

帰途、カンボジアのアンコールワットを見に行かれた方、

あるいは台湾(台北)や香港に立ち寄られた方

がおられます。

 

私自身も、最近、ハノイでセミナーを開いあと、

カンボジア(プノンペン)やミャンマー(ヤンゴン)を

訪れました。

 

また、今回のホーチミンセミナーの後は、

ベトナム中部の商業都市、ダナンに飛び、

隣にある世界遺産、ホイアンに行き、

江戸時代、日本人が懸けたたという日本橋を

見ようかと思っています。

 

このように、現地集合、現地解散方式のセミナーには

その前後に、ベトナム内外の別の地域に立ち寄り、

旅の楽しみを倍加させることが可能になるという利点があります。

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