「持っている中国株の大半は売りました、
残りの株も売りに出しています」とおっしゃる方が
おらますが、反対に、
「これから中国株を買いたいんです」とおっしゃる方も
おられます。
「これから邱永漢先生に学んで
中国株を買おうと思い、邱友会に三度参加したのですが
先生が亡くなられたので、どうしたらいいか困っているんです」
とおっしゃる方に先日、お会いました。
邱先生の代わりができる人は誰もいないと思いますが、
そのとき、私は先生が15年ほど前に書かれた
『一番悪い時が一番のチャンス』(1998年)
という本を持っていましたので、
思わず、その方に差し上げました。
「人はとかく、株が上がると、遅れをとっては
いけないと思って、株を買いに走りますが、
こういう時は株を買うのは控えた方がいいのです。
反対に株が下がりだすと、永遠に下がり続けるような
気持ちになり、株を買う人はほとんどいなくなります。
でも、株の下落はどこかで止まり、反転に転じます。
どこで反転に転じるかを言い当てることはできませんが、
いつかは、陰から陽に転じます。
ですから、株が下がり続けているようなうな
”悪い時”は株を買うチャンスなんです。
じっと我慢していれば、いずれ、株価があがる時期が
やってきますので。
いま、中国株は下げに下げていて、
中国株を持っている人はうんざりしていますが、
あなたのようにこれから買いたいと
思う人にとては、今は株をチャンスだと思います」と言い、
初心者ですので、買うに適した銘柄の名前も紹介しました。