2012年04月

邱永漢先生のコラムが
4月27日に発表されて以降、
28日、29日と休載になっていています。

朝、9時になれば、邱先生のコラムを読むことを
日課にしておられる人がたくさんいて、
そういう人にとって、先生のコラムが
更新されていないことはたいへんなショックです。

そのため、これはどういうことなのかと
私などに問い合わせてくるメールが
届くようになりました。

もちろん、このことについて、
とくに私が何かを知っているということはなく、
私も一日も早くコラムが更新される日の来ることを
願っているにすぎません。

ただ、こういうことがあって、
一つ、思い出すころがあります。

今から19年前、
先生が69歳になれた平成5年のことですが、
先生のあとにについて、
上海、大連、北京、天津に行きました。

このとき先生の奥様も、同行されていて、
奥様と立ち話をすることがありました。

そのとき、奥様がおっしゃったのは
「主人にゆっくり休んでほしいのです」
とのことで、その時の表情が
祈るような気持ちを込めたもので、
心の底からの痛切に願っておらるこが
良くわかりました。

このことからも、邱先生が
猛烈な「働き人間」で、そう状態を
先生が続けてこられることがよくわかります。

ですので、「ハイQ」立ち上げのとき、
先生からコラム連載の要請を受けた
元週間ポスト編集長の故関根進さんも、
先生も、先生に習って、土日も休まず、
コラムを書き続けてきたのです。

先生の場合は、コラム連載にとどまらす
次から次に新しい仕事を開拓し、
また成長株を求めての企業訪問を続け、
その多忙ぶりは、私たちの想像を
超えていると私は感じています。

ですので、ここ数日のコラム休載に接し
私は、19年前に伺った奥様の心からの願いが、
ようやく、叶えられとおろにきたと思ったりするのですが、
もちろん、奥様の願いは元気な状態での静養でしょう。

みなさん、心を込めて、
邱コラム更新の日の到来を祈りしましょう。

私は日本人なので、初めて訪れたカンボジアに
進出している日本企業として、
どういう会社があるのかを知りたがります。

と同時に、カンボジア の地で活躍している日本人として
どういう方がおられるのかも知りたがります。

ということで、宮内敬司さんに
私から、お名前を挙げたのは
カンボジア唯一の日系民間工業団地である
プノンペン経済特区運営会社
(PPSEZ=Phnom Penh Special Economic Zone)の
上松裕士さんです。

上松さんはこの会社の近況を伝える記事を
ブログで綿密かつ頻繁にお書きになり、
それらの記事を通して、お名前を存じあげるようになった
だけのことですが、この上松さんの横顔を
宮内さんが次のように伝えてくれました。

「立教大学社会学部を卒業した後、
フィリピン国立大学(修士課程)で勉強し、
フィリピンで日本のゼネコンの現地社員として働きました。
そのあと、郷里の岐阜に帰った後、
プノンペン経済特区(PPSEZ)に出資したゼーファー社の社員として、
2006年カンボジアに赴任。
ぜーファー社は民事再生法を受けるおとになりましたが、
上松さんはプノンペン経済特区(PPSEZ)を軌道に乗せるため、
奔走し続けています。」

この話を聞いて、いずれ機会をみつけて、
上松さんにインタビューさせていただきたいと思いました。

ちなみに、カンボジア開発評議会
の投資環境改善アドバイザー(JICA専門家)の
今村 裕二氏が2011年6月にまとめられた資料によると、
上松さんが運営しているプノンペン経済特区(PPSEZ)に
台湾:4社、シンガポール:2社、フィリッピン:1社、中国:1社
のほか、日本の次の13社が工場を建て、操業しています。

1. タイガーウイング(製靴)2.ヤマハ(二輪車)3.味の素(食品)
4.ハルプノンペン(古本再生)5.ディシェルズ(塗料)
6.ファーストシルクトレーディング(縫製)7.プロシーディング(縫製)
8.ミネベア(電子部品)9.オーアンドエム工芸(皮革製品)
10.コンビ(抱っこ紐)11.住友電装(自動車用ワイヤーハーネス)
12.ゼネラル(インクリボン)13.マル二クス(家電用ワイヤーハーネス)



 


カンボジアに進出している企業として味の素、ミネベヤを
紹介してきましたが、いま現在、カンボジアに進出している
主だった日本企業は次の通りです。

<メーカー> 
味の素、スズキモーター、
パナソニック(駐在員事務所)、
ハル・コミックセンター、ミネベア、ヤマハモーター、住友電装 

<建設・エンジニアリング>
クボタ工建、鴻池組、大豊建設、東洋建設プノンペン営業所、日本工営、間組、
冨士電気E&C、前田建設工業、

<商社>
伊藤忠商事、住友商事、双日、豊田通商、丸紅、三井物産、三菱商事

<金融・サービス>
NTTコミュニーションプノンペン事務所、SBI証券、
マルハンジャン銀行、中央宣興カンボジア、イオン・クレジットセンター

<コンサルタント・出版>
シージェーエス、日本印刷、フォーバルカンボジア,
メコンリサーチンサルタントカンパニー


<農林業・食品加工>
おかだ、クメールンコールフーズ、クラタペッパー、
日本たばこシンガポール会社プノンペン事務所

<輸送・流通>
OCS海外新聞普及、商船三井カンボジア、ニッセイ・カンボジア

以上です。


カンボジアに進出した日本企業の一番手として
味の素を紹介しましたが、工業化を目指すカンボジアにとって
大きな意義を持つ日本企業の進出は、小型ボールベアリングで
世界市場6割以上のシェアを持つミネベアの進出です。

同社が201Ⅰ年12月に自社工場を建設したときの
ニュース・リリースを見ましょう。
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当社は、12月17日、カンボジア・プノンペン経済特区内
(以下 PPSEZ)で建設中だった精密モーターの自社工場
(第1棟目)完成に伴い、現地で開所式を執り行いました。

当社は、2010年12月にカンボジア初の
精密モーター製造会社として操業許可をいただき、
 2011年4月1日よりPPSEZ内のレンタル工場(延べ床面積2,304㎡)で
小規模生産を開始いたしました。このたび、PPSEZ内に自
社工場の第1棟目(延べ床面積28,000㎡)が完成し、
本格的な生産活動を開始いたします。(中略) 

式典の冒頭、貝沼(代表取締役社長執行役員)は
カンボジア政府関係者並びにご列席者への感謝の意を表わすとともに
当社カンボジア工場の従業員に対して
「当社は、カンボジアで初めて精密部品の製造を開始します。
当社が成功すれば更なる投資企業の進出を促し、
カンボジアに新い産業が生まれます。 皆さんは、いわばパイオニアであり、
カンボジア経済の発展は皆さんの双肩にかかっています。」
と述べました。

カンボジア工場は、隣国タイ及びマレーシアにある
当社の大規模工場から部品供給を受けて、
主にOA機器や家電・デジタル機器に使用される
精密モーターの組立を担います。
今後は第2棟目の増設など、合計50億円の設備投資を行います。
将来的には最大で従業員数5,000名を雇用する大規模量産工場となる予定で、
人手を要する組み立て工程をカンボジア工場に集約することで、
アジア地域全体での生産効率向上をはかってまいります。

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この式典に参加した フン・セン首相は
「縫製品の輸出を中心としてきたカンボジアの経済発展の
道筋を多様化するミネベアのような企業を歓迎する。
ミネベアがさらに日本企業の投資を呼び寄せる
触媒となることを期待している」と述べたとのことです。

私はカンボジアにどんな日本企業が進出しているかに関心があります。
この点について、名前が出たのは味の素です。

味の素のカンボジア進出については同社から詳しいレポートが
発行されていますので詳しくはそちらの方をご覧下さい。

またカンボジア経済研究所の鈴木博さんが
2年前の2010年10月に味の素工場を 訪ねた記事を
自身のブログに発表されていますので
ここではその記事を 引用させていただきます。
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味の素は、でんぷんを発酵させて製造するそうですが、アジア地域ではでんぷんの主原料はキャッサバだそうです。発酵させる工場は大規模装置産業ですので、アジア地域ではタイとベトナムに集約されており、他の国では、出来上がった味の素をバルクで輸入し、これをマーケットに合わせてパッキングしています。カンボジアでは大量に使うことが多いので、500グラムと250グラムの大きな袋詰めとなっています。販売促進用の景品も大きなスプーンです。最近はアジア地域での需要が伸び、タイとベトナムの工場だけでは足りず、ブラジルから輸入されることもあるそうです。
新工場では、工場関係70名、営業・内勤80名の合計150名ほどが働いているとのことです。日本人は原則として社長おひとりで、タイ工場からの支援(タイ人)も含めてほとんど現地対応となっています。現在はブランド戦略に重点を置かれていますが、将来は、付加価値の高い調味料や加工食品も製造・販売していきたいとされています。
また、安全や衛生に大変気を使われている点は、やはり違うと実感させてくれました。

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