2011年11月

ビナミルク(ベトナム乳業株)は
この3年年率25%の成長を達成し、
今年も計画を上回る成績を挙げています。

これを反映して、
同社の株は外国人枠いっぱいに買い込まれ
株式市場が低迷してるなか、株価は堅調に推移している。

 

このようにビナミルクの経営は
成功裏に遂行されていますが、
これはどういうことでもたらされているのか
について伺いました。

 

二つにわけて説明がありました。
一つはベトナム乳業株としての経営努力です。

(1)ビナミルクは品質が良く、値段も庶民的という評価が
国内に浸透している(ブランド・イメージの定着)。

(2)研究開発の成果が実っている。

(3)営業と生産の連携が緊密し、新商品の提供も
スピーディに行われている。

 (4)配送網がしっかりしていて、
お客様のニーズに迅速に対応できている。

(5)トップ・マネジメントの経験が豊富。
例えば会長のマダム・リエンはこの分野で35年のキャリアを積んでいる。

 

いま一つはベトナムの国民の
個人消費が年々高まっていていて、
これは今後も期待できる。


こうした社内外の事情に支えられて
ビナミルクの経営が順調に推移しているとのことでした。

 

ちなみに、ベトナムの牛は水牛で
ビナミルク製品の原料の多くは
ニュージーランドからの輸入によっている
とのことでした。

 

ビナミルク(会社の正式名称はベトナム乳業)
のIRマネジャ、ソンさんは同社の事業内容について
概略、次のように説明してくれました。

 

(1)会社の沿革

1976年に設立。二つの工場でコンデンスミルクを生産。

1989年 粉ミルクを生産

1991年~94年、生の牛乳とヨーグルトを発売

 

(2)商品カテゴリ

次の4つ

①    コンデンスミルク ②生の牛乳 ③ヨーグルト ④粉ミルク

 

(3)生産体制
全国に11工場。3工場建設中。2013年には14工場稼動予定

 

(4)製造技術導入

イタリア、ドイツ、スイスの会社から導入。

 

(5)従業員 4,500人

 

(6)営業・流通体制

全国に営業マン(Distributer)を配置。
全営業マンが“PALM”という名のソニー製の
小さなPCを活用し、毎日8時にデータ更新。

メーカー、卸屋、小売店がともに“PALM”を共有し、
消費事情がリアルタイムで相互に認識できる
仕組みをとっている。

 

(7)事業状況
・今年度の営業成績は計画を上回る成績を挙げている。

・    3年間の成長率は年率25%を達成

 

(8)事業方針

・    中核ビジネス(ミルク関係、ジュース)に集中。

(不動産投資や金融投資は行わない)


たいへん明確な説明で、同社の経営が
成功裏に勧められていることがわかりました。

 

ナム・サイゴンに最近建てられた
ビナミルク(VNM)本社は
私がこれまで訪れたベトナムの会社のなかで
いちばん立派な高層ビルです。

そのビナミルクの本社で
私たちを迎えてくれたのは
IRマネジャのソンさんです。

 皮切りに私から
ビナミルク(VNM)さんを訪問した目的や
一緒に訪ねた友人たちのプロフィールを紹介しました。

 親しみを感じてくれたのでしょうか
ソンさんは次のような言葉を送ってくれました。

「日本からはるばるベトナムに来ていただきまして
ありがとうございます。

私は日本人をとても尊敬しています。
日本人は何よりもまず勤勉です。
アメリカとの戦争で敗れはしましたが、見
事に立ち上がり、
世界でも有数の先進国をつくりあげました。

また今、大きな災害に見舞われましたが
立ち上がるために懸命の努力をされています。

 このように逆境に置かれても
くじけず、前向きに取組む
日本人の強い精神をとても尊敬しています。

そういう日本の方々に
ベトナムへの関心をもっていただき
うれしく思います。 

いま色々な国の方々に
ベトナムへの関心を持っていただいていますが、
ベトナム株への外国人投資家のうち
日本の投資家はトップ・スリーの1つです。」

今回のベトナムの会社訪問の際、
こういうご挨拶をいくつかの会社でいただきました。

またソンさんは
「ホーチミン市の一区には
日本人向けのすし屋さんがあります。
私などもときどき、そういう店に行き
日本のカルチャーにふれています」
ともおっしゃいました。 

こうした和やかなムードの中で
ビナミルクの現状説明が始まりました。
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ベトナム株に投資している人は
多分、ビナミルク(VNM)という会社を
知っていると思います。

 

ビナミルク(VNM)は
ベトナムの乳業メーカー最大手の会社です。

 

私が始めてベトナムの証券市場に
上場している会社を調べたのは
いまから4年前の2007年のことですが、
その頃、時価総額トップの会社が
このビナミルク(VNM)の会社でした。

 

時価総額トップの会社といえば
私たちは家庭用電化製品を提供する会社
などを想像しましが、そうではなくて
乳業メーカーであったことがひとつの驚きでした。

 

そしてこの年、友人たちと一緒に
ホーチミン市を訪れ中心部にあった
ビナミルク(VNM)の本社を訪ねました。


会社の状況や将来計画について
伺うなか、印象に残っていることが
二つあります。

 

1つはビナミルクが目標にし、
またライバルだと思っているのが
日本の明治乳業や雪印だとのことで、
明治乳業や雪印はベトナムの会社から
仰ぎ見られる存在であることを知りました。

 

もう1つはビナミルクは
いまホーチミン市西部にひろがる
新興開発地、ナム・サイゴン(サイゴン南)に
本社ビルを建てるとのことでした。

 

それから4年たって、8月に
ナム・サイゴン(サイゴン南)を訪れたとき
車窓から「ビナミルク(VNM)」の看板がかかった

高層ビルを見つけ、予定通り
本社ビルが建てられていることを知りました。

 

ベトナム株には外国人保有枠というのがあり、
外国人は49%(銀行の場合は30%)になると
それ以上は株を持てません。

この「ビナミルク(VNM)」はいま
外国人の保有割合が49%になっていて、
今すぐにはこの株を買うことはできません。

 

ですが、外国人の保有割合は変動するものだし
ベトナムでトップ銘柄にランクする会社が
どういう経営をしているかを知るのが勉強になる
と思い、友人たちと一緒にこの会社を訪れました。

 

私たちはリー・グループで
お相手をしてくださったCFO
(chief financial officer:財務最高責任者)の
グエン・ゴク・タイビンさんに
次から次にいろいろなことを聞きました。

 

「大規模なインフラ工事で
日本のゼネコンと一緒に仕事をしているとのことですが、
何という会社ですか?差し支えなければ教えてください。」

 

「リー・グループが行っている
金融投資とは具体的にどういうものですか?」

「リー・グループの社員の平均年齢は
どのくらいですか?」

 
「リー・グループがお手本にしている
会社はどこか、おありですか?」

 

「リー・グループの将来像(ビジョン)は何ですか?」

 こうした質問に対して
グエンさんはテキパキと応え
「国営会社から民間企業になり、
保護された状態から激しい競争の中で
生き抜いていく努力を続け、
今、当社は自信を持つようになった。

もっともっと良い業績を挙げ
例えば、いまのROE(株主資本利益率
株主資本を使ってどれだけ利益をあげたかを見る尺度)
は15%ですが今後は15%~20%にしたいと考えている」
ということを繰り返されました。

これらの回答はテキパキと要点を伝えるもので、
私たちは短い間に、リー・グループについての
多くの情報を手に入れ、1つのイメージを持つことができました。

別れ際に、私はグエンさんに
「失礼ですが、あなたはおいくつですか?」
と聞くと「30歳です」とのことでした。


「流暢な英語はどちらで
習得されたのですか」と聞くと
「アメリカのバージニア大学で学びました」
と応えられました。

 

いまのベトナムの平均年齢は
27歳ですが、改めて
「ベトナムは若い人が主役の国だ」
との印象を深めました

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