2009年09月

昨年、半年ばかり学習塾で教えました。
学習塾には同学年の生徒を10人とか
15人の生徒を集め、教えていくタイプと
生徒さん一人ひとりに対して
個別の指導を行うタイプがあります。

私が教えた塾は前者のタイプでした。
公立の中学に通っている生徒さんが集まり、
公立の高校に受験することを目指しています。

教えることは標準的なことですが、
毎回、これこれのことを教えてほしい
というガイドラインがあり、
それに従って授業を行いました。

そして、すぐにも気がついたことは、
どのクラスにも、教室での授業に
ついていけなくなった生徒さんがいる
と言うことです。

こういう生徒さんを引き上げるには
一端立ち止まり、過去に勉強しながら
理解あるいは消化できないないところを
突き止め、復習させることが必要です。

しかし、私が教えた教室では
毎回、新しいことに取り組むように
されていますので、ついていけなくなった
生徒さんを引き上げることはできないのです。

こういう状態にある生徒さんの親は
すぐにも、個別指導タイプの塾に
帰るべきだと思いました。

他方、生徒さんの中には
標準ラインを超えるより難しいことを
勉強したいという生徒がいると思いますが
教材が標準的で、こういう生徒にも
向いていないと思いました。

そして、私が自由な状態で
子供たちに教えるとしたら、
ついていけなくなった生徒さんと
標準以上のことを勉強したいと思う
挑戦的な生徒を教えたいと思いました。

私が体験したことですが、
学習塾に来ている生徒のほとんどは
「ここに来て勉強するぞ」というより、
「来ることになっているので来ていいます」
という感じです。

大体が受身のスタイルです。
ですから生徒たちに
「勉強は楽しいよ。一緒に勉強しょう」
と呼びかけて、授業をリードするには
いろいろ工夫が要ります。

その手として私が使ったのは
「生徒を良い気持ちにさせる」
という方法です。

例えば中学2年の英語には
比較級と言うのが出てきます。
I am taller than he
(私は彼より背が高い)
とか、
This flower is more beautiful than that flower.
(この絵はあの絵より美しい)
と言う表現です。

また「一番背が高い」とか「一番美しい」
という表現になると、
I am the tallest in my ckass
(私は彼より背が高い)
This picture is the most beautiful.
(数学が一番むずかしい)
となります。

結構、複雑で、
英語を日常使うことのない
私たちには習得が難しいところがあります。

そこで、私は男子の生徒をさして、
「僕は戸田君より賢い」
「僕はクラスのなかで一番賢い」
と言ってごらんといいます。

すると指され生徒はモジモジしながらも
I am cleverer than TODA .
I am cleverest in my class.
答えます。

また女子の生徒を指して
「私は田中さんより美しい」
「私はクラスで一番美しい」
と言ってくださいと言います。

すると、ハニカミながらも
I am more beautiful than TANAKA.
I am the most beautiful in the class.
と答えます。

そして教室内の雰囲気は
幾分か能動的になります。

私は常々勉強することは楽しいと思っています。
ところが、学習塾の教室で出会った中学2年生の
多くは「勉強は苦痛。ちっとも楽しくない」
という顔つきをしています。

これは問題だと思いました。
というのは、勉強は生涯続く楽しい作業で
人生が始まったばかりの時点で
「勉強は面白くない」と思い込んだら、
自分で自発的に勉強する姿勢が
身につかないと思いました。

ですので、私は単語一つを伝える場合も
「勉強は楽しい、面白い」と感じるように
説明することにし、例えば、
「重要である」という意味の
”important”という言葉が出たときは
次のように話しました。

「この言葉は“im-port-ant”と
いう具合に、三つの言葉からできているんです。

真ん中の“port”の意味知っている人いますか?
“運ぶ”という意味です。
海の向こうから物を運ぶところは港ですが
“port”には“港”という意味もあり、
例えば”横浜港“は”YOKOHAMA  PORT”
空の玄関、成田空港は
”NARITA AIRPORT”と書きます。

ところで、最初の“im”は
“in”と同じ意味で”中に“という意味です。
ですからか、”import“は
海の向こうから物を運ぶで、"輸入"のことです。

ちなみに”輸出“というのは外へという意味の
”ex“をつけ、”export”と言います。

さて外国からわざわざ運んでくるものは
とても貴重で大切なものです。

ですので“import”(輸入)に
“ant”がついた“important”は
”重要だ“という意味になります」

私がこんなことを話すと、
生徒の表情が見る見る間に
イキイキしてきます。
伝え方を工夫すれば子供たちの
勉強への姿勢が意欲的になります。

年をとっても、
家の中にじっとしているのではなく、
世の中と接点をもち、いろいろ活動するのがいい
と考えています。
そのことで、新しい刺激を受け、
生きがいや張り合いが生じてくるからです。

問題はどのようにして
そのことを実現するかですが、
一つの方法は、自分が得意としていることを
思い出し、その得意とする技を意識し、
それを活かす活動をすることだと思います。
自分のことを例にとりますと、
私は学校に通っている間
わりによく勉強し、高校3年生の時
日本で一番難しいと言われる大学に
入ることができました。

この体験をもとに、
自分の子供たちがだんだんに
成長する過程で、楽しく、面白く
勉強できる方法を工夫し、
子供たちに提供しました。

また子供たちが高校や大学に
受験する際の手助けもしました。
そういうことを考えると
私は勉強、あるいは受験の
支援が得意だというこおtに気づきます。
そこで、もう自分の子供たちは
大きくなたので、今度はよそ様の
お子さんに、国語や英語や数学を
教えることができないかと考えました。

考えたらすぐ行動です。
私は既存の学習塾で講師になる
道を見つけ、その結果
昨年のことですが、半年ばかり
既存の学習塾で中学2年生に
英語を教えました。
これはこれで楽しく
そして面白い体験でした。

10月10日(土)と11月8日(日)、
丸の内に再現された赤レンガの三菱一号館を訪ね、
企画展「一丁倫敦と丸の内スタイル」を見、そのあと
三菱ビルの前から出ている皇居一周バスに乗ります。
続いて、丸ビル36階の福臨門で食事し、
その次に上野池之端にある
旧岩崎邸庭園を訪れます。
旧岩崎邸庭園を訪れるのは
この庭園内の洋館と撞球(ビリヤード)室は
赤レンガの三菱一号館を設計した
ジョサイア・コンドル(東大建築科の初代教授)
が設計したものだからです。

旧岩崎邸は、上野の不忍池(そのばずのいけ)
に面した不忍通りの湯島4丁目と池之端1丁目に
またがる小高いところに建つ洋館です。

この洋館は三菱創業者・岩崎彌太郎(やたろう)の長男
岩崎久彌(=いわさきひさや )がジョサイア・コンドルに
設計させた建物です。

赤レンガの三菱一号館は再建されたものですが、
旧岩崎邸は創建当初の姿をそのまま伝えるものなので
一見の価値があると思います。
ちなみにこの岩崎邸横の「無縁坂」は、
森鴎外の『雁』(がん)の舞台にもなったところです。

「無縁坂」を散歩することを日課にしていた
東大医学部の学生、「岡田」青年
無縁坂に囲われていた「お玉」という
女性のはかない恋を描いた作品です。

また森鴎外の娘さんの
森茉莉さんのエッセイには、
小さかった頃父や母に連れられて
あちこちに出かけた時の話が
出てきますが、彼女が出かけたところが
今回訪れる「岩崎さんのお庭」です。

このように、旧岩崎邸庭園は
ビジネス街の丸の内とはまた違った形で
明治の時代味わわせてくれる所です。

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