中国株は今年の初めころから
急ピッチで回復し、今は過去の最高値に比べ、
概ね4~5割程度の水準にあるようですが
これから中国株はどう動くのでしょうか。
中国の会社の株や不動産が
上がると、新聞や雑誌が
「中国はバブルだ」と言い、
中国の経済は早晩下落すると
論評したりします。
私たち日本人が経験してきたことですが、
成長過程にある経済のなかでも
景気、不景気の波はあり、それを反映して
株も不動産も上がり下がりはあります。
しかしその動きを「バブルだ」「崩壊だ」と
表現するのは適当でないと思います。
私たちがが経験したバブルと
バブルの崩壊現象は、
経済の成熟化と関連していたと思います。
生産設備が需要水準を超えて
過剰となっている中で景気が過熱し、
その後には多くの分野で
過剰設備の廃棄が必要でした。
そうした経験に照らしてみると
中国は伸び盛りの経済で
様々な分野で不足現象が見られ、
それを満たすための設備投資やインフラの整備が
求められていると見ています。
ですから、日本が経験したバブルの崩壊現象の
ようなものは、いまの中国には無縁で、
景気、不景気の波を被りながらも
成長が続くと思います。
そうした動きを反映し、株なども
いずれ、これまでの最高値を乗り越えていくだろうと
考えています。
中国株の今後の動きが楽しみです。