2008年10月

「ヴィーナス・フォート」は
家庭用コンピュータゲームソフトメーカー
「スクウェア」(現「スクウェア・エニックス」)を創業した
宮本雅史さんと「森ビル」(森稔社長)が
50%ずる出資し、東京駅から、10年間の期限付きで
借りた敷地「パレットセンター・ウエストモール]
でファッション、雑貨、レストランの店舗を
集めている事業です。

この「ヴィーナス・フォート」が
どのようにして構想されたのかは
大前研一さんと宮本雅史さんの共著、
『感動経営学―ヴィーナス・フォート誕生物語』
に書かれています。

この本によると、宮本さんはもともと、
ファッション、エステティック、コスメティック
など“ビューティ”をテーマにした
「都市型テーマパーク」を創ってはどうかという
考えを持っていたのだそうです。

一般に、ショッピングセンターや
ショッピングモールの場合は、
先にロケーションありきから始まります。

例えば渋谷なら、20代の和歌門が集まる、
そこにあわせて新しいファッションビルをつくる
あるいは流行の店を寄せ集めた
という発想で取り組みます。。

これに対して、宮本さんは
最初にターゲットにする客層を想定します。
そしてその人たちを集めるために
どのような“器”を創ればいいのかを考え、
それにテナントミックスを
組み合わせるというものだそうです。

こうした宮本さんのアイデアは
「最初にロケーションありき」の
従来の発想と比べると“逆転の発想”である
と大前さんは書いています。

私はこの指摘に興味をもちました。
余談になりますが、邱永漢さんはしばしば、
「お客から選ばれるのではなく、
こちらから客層を選べ」とおっしゃいます。

宮本さんの発想はこの邱さんの発想と
共通しているのではないかと思いました。

ヴィーナス・フォートは11時に開店です。
私たちは11時前に着きましたが
入り口の前には開店を待って、
多くの人が並んでいました。

私たちも列に加わり、開店とともに
中に入りました。
ここではポルト・フィーノという
イタリア・レストランで食事をする
ことになっていいます。

私たちはベイブリッジを歩いてお台場に着き、
お台場からもずっと歩いてきましたので、
おなかがペコペコです。

みなで一目散に選んでいただいた
ポルト・フィーノに駆け込みました。
11時でしたので、人ごみもなく、
ゆったりした環境で食事をいただきました。

ここはバイキング形式の店で
あれこれいただいて一人当たり
2,200円でした。

そのあと館内を見てまわりました。
そしてヴィーナス・フォートは
ヨーロッパの街並みを再現する中で
女性にターゲットをおいて
ファッション・雑貨・化粧品・レストランなど
の店が営業するテーマパーク型の
ショッピング・モール
であるということがわかりました。

女性をターゲットにしたところなので
男性が訪れるところではありませんが、
どのようにして大勢の人を集める
このモールを着想し、設計したかと
いう点でここは勉強の宝庫だと感じました。

人を集めると言うことは
簡単なことではありませんから。

今回、お台場周辺を歩いてみようという
企画の一環として、ヴィーナス・フォートを訪れました。
私としては、はじめてのことです。

ヴィーナス・フォートはいまから9年前の
1999年8月に開業しています。
「女性のためのテーマパーク」と
銘打って開業されました。

私は、いまから20年ほど前に
テーマパークの運営の仕事に
かかわったことがあり、興味を持ちました。

ただ娘に
「ヴィーナス・フォートってどうですか?」
と聞くと
「わざわざ訪ねていくほどのところでは
ないと思います」とのことです

娘は大学生の頃、4回もイギリスに
行きましたので、ヨーロッパを
イメージしてつくられたこの施設には
魅力を感じなかったのでしょう。

この一言で、「ゆりかもめ」に乗って
お隣の「国際見本市会場」に足を運ぶことはりますが、
ヴィーナス・フォートを訪れることはありませんでした。

訪れることはなかったのですが、
大前研一さんと宮本雅史さんの共著
「感動経営学―ヴィーナス・フォート誕生秘話」
という本は買っていました。

そのため、この本を持参し
藤沢から新橋の駅までの電車の中で
半分ほど読みました。

このため、このテーマパーク型ショッピングモール
がどのような経緯を経てつくられたかの
知識を事前に仕入れての初訪問となりました。

東京湾にかかるレインボーブリッジを
歩いて渡り、お台場に降りました。

お台場の傍には砂浜が広がっています。
みなで浜に下り、砂の上を歩きました。

「関東の浜は黒いですね。
関西の浜は白いんですよ。
東京に出てきて、驚いたことの一つが
浜の色が黒いということでした」
と関西育ちの私がつぶやきました。

それを受けて東京育ちの友人が
応じてくださいました。
「そうですか。私なんかは
生まれたときから浜の砂は
黒いと思ってきました。
どの辺から砂が黒くなるんでしょうかね」と

そんな話をしながら歩いてくと
私たちに連れ添うように
頭上にかもめが群れをなして
飛び交います。

珍しい光景だなあと思いながら
しばらく歩くと路上に出ました。

路の前方に観覧車が見えます。
あれが「パレットタウン」と
呼ばれている一帯で、そこに
本日の訪問先の一つ
「ビーナス・フォート」があると
教えていただきました。

そして導かれるままに歩き続けました。
そうしたら、コスモスがまばらに咲く
場所に来ました。
そこから先が「パレットタウン」です。

あとで調べたら「パレットタウン」、とは
「パレットにのせた絵具のようにカラフルで
楽しさにあふれた町」というのが由来だそうです。

そして前方右側にヴィーナスフォートの
外観が見えました。

昨日は「この案いただき!」を連載されている
村山鑑恵(むらやまのりえ)さんとご主人に
引率いただいて、東京湾のお台場方面を
一日かけて歩き回り、とても楽しい時間を
過ごさせていただきました。

朝、9時、友人たちが「ゆりかもめ」の
新橋駅前に集まりました
「ゆりかもめ・水上バスセット/お台場・有明ぐるりきっぷ」
という900円の切符を購入し、「ゆりかもめ」に乗り込みました。
普段は通勤客であるふれていますが、昨日は
日曜なので、ゆったりと席に座ることができました。

「新橋」駅から「汐留」、「竹芝」、「日の出」の
各駅を通過し、「芝浦埠頭駅」で降りました。
「芝浦埠頭駅」から前方を見ると巨大な
「レインボー・ブリッジ」が見えます。

この「レインボー・ブリッジ」の橋脚の下まで
歩いて、電車や車が走る傍に設けられた
通路を歩くというのが今日の最初の“散歩”です。

「あんな高いところ、一人じゃ、とても
歩く気はしないけどね」と言い合いながら
「レインボー・ブリッジ」の橋脚下まだ歩きました。
そこから「エレベーター」に乗って
お台場方面まで歩いていく通路に出ました。

通路は2つあって一つは都内のビルの側にある道。
もう一つはお台場とかフジテレビとか海を隔てて
アンローダーが並ぶ風景が見える道で、
私たちは後者の道を選びました。

通路に出ると、傍を車がビュンビュンが走り、
やや殺風景な気がしましたが、眼下に
東京湾の美しい海がひろがったいますので
爽快な気分になります。

お台場方面まで徒歩で30分から
40分かかると言われ、お台場までは
だいぶかかりそうだと感じましたが
歩き続けると、眼下にお台場が見えてます。

江戸時代の終わりごろ、黒船から江戸を
防衛するためにこういう施設を築造したんだよな
と思いながら歩き続けると、お台場に着きました。

おかげで、東京湾にかかるレインボーブリッジを
歩いて渡るという体験ができました。

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