2007年07月

2ヶ月ほど前の5月連休のとき、
私は友人達と一緒に香港と
広東省のシンセン、東莞を訪ねました。

ちょうど香港が返還10年周年を迎える
2ヶ月前のことで、その時10年前に
香港返還の式典が行われた
「香港会展中心」を訪れました。

その最上階の展示場では
中国の少数民族の生活や衣装などを
展示するイベントが行われ、
中国大陸から観光で訪れた
多くの中国人たちが見物していました。

実は私は妻と一緒に
香港がイギリスから中国に
返還される年にも香港を訪れています。

返還式が行われる1ヶ月前のことで
その時は旅行会社が主催する香港ツアーに
参加してのことでした。

バスで香港の名所旧跡を見て回りましたが、
その時流暢な日本語でガイドしてくれたのが、
上海出身で,むかし日本にも住んだことがある
というベテランの女性でした。

彼女は手馴れた話術で
香港の実状をわかりやすく伝えてくれましたが
そうしたガイド中、何度か口にしたのが
香港が中国政府に返還されることへの
不安です。

「こういうこと、もうしばらくしたら
口にすることができないのですが、
私達は中国に返還されることを
とても恐れているんで」と
ガイドさんは胸の内の不安を明かしました。

私はやっぱり香港に住んでいる人たちは
香港が中国政府に返還されることを
恐れているんだと感じました。

それから1ヵ月後に香港が中国に返還され
更に10年の年月がたちました。
私たちは時々香港を訪れているに
過ぎませんが、そういう私たちでも
香港の街を歩くと、この10年の間に
起こっている変化に気づきます。

私達は何のために株をするのでしょうか。
いうまでもなく、株を買ったり売ったりして
財産を増やすことです。

され、私たちに株を売り買いするときの
拠り所を提供してくださっている邱永漢さんは
どのような態度で株に向かっておられるのでしょうか。

そう思って、平成8年に出版された
『株の原則』の表紙の裏をのぞいたら、
次のような文章が目の中に飛び込んできました。

「『株』は、何のためにあるかと言われたら
『儲けるため』と答える人が大部分でしょう。
しかし、私に言わせれば、『株』は時代を読む、
推理する、そして楽しむための絶好の題材です。

『儲け』はその結果として
ついてくるものにすぎません。
その意味で、推理小説を楽しむように、
時代の変化や経済の動きの筋を読み、
登場人物である『株』の動向を推測することこそ、
『株の原則』と言えるのではないでしょか。」
(『株の原則』)

この文章を読んで
株で儲けるには
「株は時代の流れを推理する」力を
養う必要があることを感じました。

そうすれば株の儲けがあとから
ついてくるということですね。

そうすれば株というゲームが
楽しなるということですね。
私達もこれから努力して
株を楽しむような境地を、
ぜひとも開拓したいものですね。

10数年前に、平成元年に発行された
邱永漢さんの『株は魔術師』という本を読んで、
今でも頭に残っていることの1つは
「9勝6敗くらいの結果が得られる作戦のヒントを
初心の者にもわかるように叙述した」
と著者が書いていたことです。

このことをあるところで紹介しましたら、
「15戦15勝でなくていいのですか?」
と言われ、人間というのは
かなり欲張りな生き物だなと感じました。
ところで、この本に書かれている言葉で
今も頭に残っているのがもう一つあります。

この本は2年の間、
毎月書かれた文章が
24章立てでまとめられていますが、
最後の24章が
「株が面白いと思う人は
株でお金が儲かる人」
となっていたことです。

「株が面白と思う人は
株でお金が儲かる人。
なるほど、その通りだなあ」
と思いました。

というのはこの本を読んだ頃は、
私は株で損をしていました。
損をすると、株は面白いとは思えません。
株はなかなか難しいゲームだなあ
と思っていました。

ですから、どうしたら
株で損をしないようにできるのか、
ということを探求するため、
邱さんが株について書かれた本を
20数冊も読んだのです。

読んで学んだことを実地で活用すると
実際に株を楽しめるようになりました。

その前に私は邱さんの文章を読んで
不動産に投資し、邱さんに貴重なノウハウを
提供していただいて、得をしたと
思ったことがありましたが、
株についても同じように
邱さんの考えは有益でした。

株を面白いと思えるように
なりたい方々はどうぞ、
邱さんが株について書かれた本を読み、
自分において改善すべきと思われることを
見つけてください。

私が、邱永漢さんが株についてお書きになった作品を
集中的に読んだのは今から10数年前のことになります。
その時集めた本は20数冊ありました。
それぞれの作品の特徴があり、
読み続けることは面白いことでした。

その時読んだ一冊に『株は魔術師』という本があります。
昭和62年から平成元年2月までの間、
『月間ドリブ』に連載した文章が
まとめられたものですが、
このまえがきに次のように書かれていました。

「株の動きを自分なりに予想して、
言うことをきかせることは容易ではない。
過ぎ去ったあとを見て、
『やっぱり俺の言うとおりになっただろう』
というのは簡単だが、
『ではこれからどうなる』ときかれたら
途端にしどろもどろになってしまう。

俗に『ネコキン』というように
『猫のキンタマ』は通りすぎたあとには見えるが、
前からは見えないものなのである。

株式市場にはまさにこれと似たところがあるが、
株をやる人としては、何とかしてその見えないところを
察知する必要がある。

魔術師の仕掛けを見破ることができれば
勝ったも同然なのである。
しかし、残念ながら仕掛けは複雑で、
かつ次々と変わっていく。
とても我々の推理力ではなかなか見破れない。

百勝百敗は無理だけど
9勝6敗ていどの結果を得られる作戦のヒントは
いくらか考えられる。
それについて、初心の者にもわかるように
叙述したのが本書である。」

いま思い浮かぶことは、
邱さんそれぞれに状況に即しながら
どうしたら株で儲けられるのかの原理、原則を、
考えそして書き続けておられる人だということです。

前にも書いたことですが、
私は株をやってみたものの、上手くいかず、
なんとか脱出口を見つけたいというという思いから、
邱さんが株について書かれた本を読み、
目の覚めるような思いをしたことがあります。

そして知ったことを実地でためすと
目覚しい効果がありましたので、
こうした体験を通して知ったことを
人に伝えれば、時間の節約になるだろうと思い、
3年前になりますが、ネットを介して
「株の通信教育セミナー」を始めました。

多くの方にご参加いただきましたが、
この講座を受けてにくださった方が
昨年、私があるところで開いたセミナーに
参加してくださいました。

私は邱永漢さんの著作専門の
古書店も営んでいるのですが、
セミナーが終わった後、その方から、
『私の株式投資必勝法』、『株の発想』
『邱永漢の株入門』、『株が本命』
『株は魔術師』、『シルバーグレーの金銭学』
の注文が届きました。

驚き、そして感激しました。
これらはいずれも私が熟読し、
勉強になった本ですが、
ご自身の意志で、邱さんの昔の本に当たり
株のことを勉強をしようとする人は
あまりいないのではないかとと思っていたのです。

この方は今年ひらいたセミナーにも
参加してくださり、そのあとも
『株の体験』、『株の原則』、
『金儲け発想の原点』、
『ダメな時代のお金の助け方』
『利殖は常識に従うな』、
『一番悪い時が一番のチャンス』
を注文してくださいました。

「皆さんに刺激され、
あらためて邱先生の本で株の基本を
勉強させていただきます」と
いたって謙虚なメッセージを添えていただきました。

私はまたまた感激しました。
こうした交流を通し、この世の中には、
邱さんの株の原典にあたって、
株の基本を勉強をしようとされる方が
おられることを教えていただきました。

私は来る8月15日から11月15日の間
3ヶ月をかけ「株の原則・集中勉強セミナー」を
開くことにしていますが、この企画には
これまでのセミナーに参加いただいた方から
教えていただいたことも深く関係しています。

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