2006年01月

中国株が動き出しました。
中でも、これまでサッパリだったB株が
目の覚めるような動きをしています。

この点については『ハイハイQさんQさんデス』で
コラムを発信されている杉新悟さんが
1月20日の記事で、B株が急上昇しているのは
「ブルームバーグという情報配信会社が、
上海証券取引所の周副社長が年内にも
A株とB株を統合させる計画を明らかにした模様と、
報道したためです」と解説してくださっています。

ご承知の通り、B株はA株に比べて低いですから
両者が一緒になる時期が近いとなれば、B株が
A株のレベルに近づいていくことが予想されます。

ここでA株とB株を統合させるということの
意味を考えてみましょう。

ご承知の通り、A株というのは
中国人によって人民元で買われ、
B株は外国人によって
米ドルあるいは香港ドルで
買われています。

このA株とB株が統合されて
同じものになるには、
中国人は人民元でB株を買える、
また外国人は香港ドルや米ドルで
A株を買えるようになる必要があります。

つまり人民元と香港ドルや米ドルとが
自由に交換できるようになることが
求められます。

これは証券会社だけで
実現できることではありませんが、
人民元の自由化は中国での
重要な懸案事項の1つです。

というのも中国は2001年の12月に
WTOに加盟し、5年以内に人民元を
自由化することを約束しています。
2001年から5年目と言えば、
2006年以内ということですから、
これが予定通り実行されれば、
人民元と香港ドルや米ドルが自由に
交換され、A株とかB株と分けて
発行する必要性がなくなってしまいます。

A株とB株との統合は、2年間ほど前から
話題になっていますが、今年初め
両者の統合の話が出されたということは、
人民元の自由化が実行のスケジュールに乗ってきた
ということではなかと考えられます。

とすれば、中国の通貨制度改革がさらにまた
一歩進むとことになります。

株を商売にしている人は
株が上向きになったときに
集中的にセミナーを開きます。
株高が人をひきつけ、
たくさんの人が集まるからです。

でも、そういう時は株価がピークに
近づいているときであるかもしれず、
セミナーで景気のいい話を聞き、
急いで株を買ったら株が下がってしまったと
人を困らせることになる可能性があります。

私の場合はそうした商売上の制約は
全くなく、できれば、セミナーのあとで
参加いただいた人に喜んでいただけると
いいと考え、中国株が悪い時期に
株の話をすることにし、昨年、11月5日、大阪、
11月6日名古屋、11月25日と12月23日
それぞれ東京で中国株の銘柄選択を
テーマとするセミナーを開きました。

そのとき、興味をひく中国株として
25の銘柄を取り上げました。
今年に入って、そのとき、セミナーに
参加いただいた人たちから、
セミナーに出た頃から株があがりだしたと
伝えていただいていましたので、
中国株が上昇ムードに転じていることは
感じてはいました。
が、しっかりと株価の動きを確かめたのは、
1月28日の東京でひらいた中国株セミナーの
ほんの数日前のことです。

昨年の11月25日セミナーのときに使った
データをを取り出して、
株価の動きをチェックしました。
そしてわかったことは、25の銘柄のうち、
株価が下がっているのはたったの一銘柄で、
それ例外の24銘柄はすべて上昇に転じている
ということです。

こうなると、選んだ株が適切であったとは
必ずしもいえず、言えるとしたら、
セミナーを開いた頃が、たまたま
株が「陰」から「陽」に転じる時期であった
ようだということです。

やっぱり株のセミナーは、
株が悪い時に開くのがいいと思ったことでした。

セミナーの開催地は
どうしても東京が中心になりますが
できるだけ、あちこちたに出かけて行って
一緒に勉強する機会を持ちたいと思います。

そしてセミナーが終わったあとも、
セミナーを通じて知り合いになった人たちが
互いに交流されるようになることを願っています。

そうした私の希望にそった形の
交流が行われている地域の1つが福岡で、
昨年暮れに、当地でのセミナーに集まれた
皆さんが、博多の中洲に集まって
忘年会を開かれたとうかがっています。

その福岡市で来る2月12日
私としては3回目のセミナーを開きます。
参加される方々の共通の関心事は
中国株のことで、今回も
中国株の話をするつもりです。

とくに今年に入って中国株が
一斉に上がりだしましたから
この方面の話に花が咲くだろうと
思います。

むろん参加される人の関心はさまざまです。
転職の道を模索している青年が
1回目のセミナーの時から参加され、
今回も参加くださるようなので
転職のことも話題の1つになります。

また私がかつて勤めていた八幡製鉄所のある
北九州市の戸畑区を拠点に活動されている方で
近いうちに中国に進出しようとされている方が
参加してくださるとのご意向をいただいて、
中国進出の話も出ると思います。

このように、参加された方々の関心にそった
形でセミナーを進めいくのが私の流儀です。
九州方面でご活躍されている皆さん、
ご都合がつかれたら、ご参加ください。

邱さんが株についてお書きになった
文章を掲載する本を読んだら、
損をしないで株とつきあう要領が
習得できると思っています。

株について書かれた本というと
株を買ったら、大金持ちになりました、
といった射幸心をあおるようなのが多いですね。

でも株式投資というものは
実際にやってみたら
すぐにわかることですが、
儲けることは難しく
損する可能性の高い世界です。

最近、邱さんが出版された本が
『損をして覚える株式投資』
という題名であることは
こうした事情を示唆しています。

私は邱さんが昭和61年に刊行された著作
『若気の至りも四十迄』という本に
掲載された株の評論のタイトルが
「損をしないで株とつきあう法」
であったことをよく覚えています。

邱さんが株を始めた頃に
体験したことを振り返りながら、
日本の会社が世界から注目されるようになった
時点で、株にお金を投じる心構え書いています。

なぜ、このエッセイのタイトルを
そらで覚えているかというと、タイトル自体が
株を買う人が心がけるべき事柄を
伝えているように思うからです。

また平成5年に出版された
『日本脱出のすすめ』という本には
「財テクはバブルをふみ越えて」という
株の評論文が掲載されています。

バブルのときに、しくじった人が多く、
なぜ、そうなったのか、そうならないためには
どうしたらいいのかといったことが書かれています。

こうした邱さんの株の評論文を
読み継みついでいけば
「損をしないで株とつきあう要領」が
習得できると考えています。

それが「邱さんの株のヒストリー勉強会」
の一番の狙いです。

気が向いた方はどうぞご参加ください。
このセミナーには受講料といったものはありません。

2月5日から「邱さんの株のヒストリー勉強会」
をはじめます。この勉強を通して、
資源も原料もない日本がなぜ金持ち国になったのか
を勉強し、これがひいては中国の経済発展を展望する
土台づくくりにつながっていくと考えています。

日本は自分たちの力で経済の発展を
成し遂げようと考え、それに必要な資金は
借り入れで賄ってきました。

これに対して、中国は、資本や生産技術を持つ
外国企業の進出を奨励し、彼らの力を借りて
経済を発展させてきました。

このように開発のスタイルに違いがありますが、
原料を仕入れて、それに加工を施して、
製品を造り、付加価値を産み出しすことで、
会社が利益をあげ、その分け前をうけて
会社で働く人たちの生活も豊かになるという
経済活動はほぼ同じだと思います。

そしていま、中国は経済を発展させることで
次から次に難しい問題に遭遇していますが、
そういう問題はかつて、日本が経済を伸ばす
過程で経験してきたように思います。

たとえば、いま中国は石炭や石油などの
エネルギー資源が高騰し、生産活動に
ブレーキがかかりそうな気配があります。

また製品の輸出が活発になり、
対価として得た外貨が巨額に上り
諸外国から通貨の切り上げを
求められるようになっています。

こうした問題は日本の経済の成長期に
仕事をしてきた人なら、誰もが
思い当たる出来事です。

昭和48年と53年、2回にわたって
日本は石油資源の高騰に見舞われ、
成長もこれまでかと、将来を危ぶみました。
でもこれがきっかけになって、
石油の使大きく減らす省資源の
技術や新製品を開発し、このことによって、
日本の会社の競争力は一段と高められました。

また通貨が固定相場から変動相場に移ると、
コスト切り下げなどの努力で外貨をかせいでも
外貨が増えたら、通貨が切り上げられ、
結果として努力したことが、すべて
帳消しにされてしまうのではないかと
その先を危ぶみました。

しかし、通貨が切りあげられたら、
その都度コストダウンや品質の向上につとめ、
日本の会社の経済的な力は
一段と強靭なものになっていきました。

邱さんが株について書かれた文章を
読みついでいけば、このように日本の会社が
さまざまな問題に直面しながらも、
都度、それらを解決し、発展していった道程がわかり、
ここのことが中国のこれからの経済の発展を
展望していく土台がしっかりするものに
なると考えています。
ご興味をお持ちの方はどうぞご参加ください。

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