ベトナムの経済発展に伴う不動産や株の動きに
関心が向きますが、誰もが取り組みやすい
株式投資の環境がどうなっているのか見ましょう。

現在、ベトナムには2つの証券取引所があります。
1つはホーチミン証券取引所です。
2000年に上場会社2社で発足しまし、
今年の8月現在で48社の会社が上場しています。
この取引所は時価総額が10億ドルを
越える程度の小さな取引所です。

もう1つはハノイ証券取引所です。
首都ハノイに中小企業向けの市場として
2005年に開設され、現在16社が上場しています。
この証券取引所はホーチミン証券取引所に比べ
さらに小さい取引所です。

さて、このうちホーチミン証券取引所で
上場されている銘柄のうち、代表的な銘柄は
ビナミルクという乳業メーカーと
サコムバンクという商業銀行です。

ビナミルクはVUMと標記されていて
株価は8万1500ドンです。
サコムバンクはSTBと標記されていて、
株価は6万1000ドンです。

ドンとはベトナムの通貨単位のことで
現在、1ドル=16070ドン。
1ドル=119.67円として
1円=134.28ドンとなります。

ということで株価を円で表せば
ビナミルク株は607円、
サコムバンク株は455円です。

最低取引単位が10株ですので
ビナミルクは6,070円、
サコムバンクは4,552円で
買えることになります。
1万円あれば買えるというのが
ベトナム株の魅力の1つです。