インターネットでコラムを紹介すると
読まれた方から直ちに反応が返ってきて
参考になると邱永漢さんがおっしゃっていました。

昨日、私は『株の目 事業の目』に書かれていた
邱さんの株式投資の基本姿勢についての
提言を紹介しましたが、
セミナー仲間の中での掲示板に
次のような書き込みがなされました。

「『株は財産、じっと持っているもの』・・・ですか!
うーん!難しい課題です?(中略)
すぐに『なるほど』とはいきそうにありません?
コラムを読んでおられる他の方々は、如何でしょうか?」

この書き込みをなさった方は
私が引用した本をちゃんと再読された上で、
書き込みをされています。
こうした正面からの問いかけに接すると、
私も引用は果たして適切であったかのかと
自らに問いかけ、”邱永漢株式投資思想”
探求の旅に出かけたくなります。

思わず、本棚から、
『株の本命』を取り出しました。
この本は引用した『株の目事業の目』
の2年後の昭和63年に出版された著作ですが、
ページをくると
『「利食い千人力」より「持続万人力」』
という章が目に入ってきました。

「利食い千人力」というのは
「いくら高い値がついても
現金に換えなければ、
儲けたことにならない。
現金に換えて儲けを確認することは
千人力に匹敵するというほどの意味である」と
邱さんは文中で解説されています。

この「利食い千人力」より
「持続千人力」が効果が大きいと
邱さんはおっしゃっています。

お手元に『株が本命』をお持ちの方、
お手数ですが、本を手にとって
お目をお通しください。
この章の中での邱さんの主張は
明日紹介させていただきます。