先日、50歳代半ばの人で、これから従事する
仕事を探している人と話し合うことがありましたが、
その人から「戸田さんは、今を楽しんでおられるようで、
いいなあと感じます」と言われました。

自分で言うのもおかしいですが、私自身、
これまで送ってきた人生の中で、いまが一番
楽しく毎日を送っているように感じています。
私のそうした気持ちが相手の人に伝わった
のかもしれません。

どうして、楽しい気持ちで毎日を
送ることが出来ているのかと言えば、
自分で自分の性にあった仕事を選び、
その仕事を続けてきた結果、
紆余曲折はありましたが、
思っていたことが少しずつ
やれるようになってきたからです。

自分で自分の性にあった仕事を選んだというのは
言い換えれば、自分の“内なる声”に耳を傾け、
その声に忠実に生きてきたということです、

自分の“内なる声”に耳を傾けたということは
自分が生きてきた社会の中で常識になっている
ことには従わなかったということです。
私が生きてきた社会の中では、
後半の人生も組織の意図に従って生きるのが
いいのだということが常識になっていました。

でも、組織が提供するコースは
たかだか定年の60歳に少しばかりの年数を
加えた程度のことで、60歳のあと20年も30年も
生きることがふつうになっている時代には
マッチしないと思っていました。

そう思って行動してから
10数年の年月が経ち、
思っていた通りだと感じています。

そうした体験から、
自分なりに満足できる人生を送りたいと思えば、
まずは自分でどういう人生を送りたいかを
じっくり考えることだと思います。
そして考えたことを実行に移すことです。