最近のことですが、定期収入の入る
不動産に関心を持つ人たちを連れて
私が4半世紀に前に投資したマンションを
見て歩いています。

不動産選びのもっとも重要な着眼は
よく言われるようにロケーションです。
たまたま昔、私が選んだマンションは
ロケーションのいい場所でしたので、
おかげで、借り手が出ても
すぐに新しいテナントが入り、
いつもどなたかに利用してもらっています。

これは貴重な体験であると思い、
これから不動産を手に入れようと思う人たちの
参考になるのではないかと思い、
道案内をしているわけです。

その際、邱さんが昭和40年代の半ば頃
「年をとったらデパートの隣に住もう」といって
手に入れられた百貨店に隣接する
マンションも訪ねることにしています。

このマンションを私が始めて訪ねたのは、
邱さんがそのマンションを買った体験を
お書きになった文章を読んだ直後のことで、
全くの好奇心にからでした。

ロケーションが良すぎるくらいに
良い所にあるマンションで、
ここいうところに住めば、
いつもにぎやかで、年をとるのを
忘れるだろうと思いました。

実はこのマンションを見ていたことが
後日、福岡で新規事業を考える
立場になったとき大きな力になりました。

「年をとっても、人通りのある所で
生活すれば年をとることを忘れる」
というコンセプトが浮かび、
その考え方で、終身介護制のマンションを
建てたところ、予想外にヒットしたのです。

好奇心を持ってあろこれ見て回っておくと、
思わぬときに、思わぬところで
力になってくれるのです。