「見えない未来をどう読むのか」というのは、
誰もが関心のあることだろうと思います。
「先を読む」ことにおいて、数々の実績を挙げ、
ご自身、「自分は少し先の見える思想家だと思っている」
とおっしゃる邱さんが、どのようにして、
未来を読んでいるのかは、私の強い関心事です。

ですから、これまで邱さん著作を読むなかで
「先を読む」奥義を開陳してくださっている文章は
よく読み、だいたい頭の中に入っています。

たまたま中国に移住した友人が、自分にマッチした
仕事を探していて、何らかの支えになればと思って
邱さんの著作のなかの文章を引用させていただきました。

ところで、いま多くの友人たちが、
その先行きを気にしているのは
中国株の今後ではないかと思います。

このところ、中国の株がさえないので、
「上がると言うから、中国株を買ったのに、
サッパリ上がらないじゃないの。中国株って
ほんとに上がるの」と思っている人が
少なくないように思うのです。

実は、私はたまたま平成8年に
中国株(B株)を買ったのですが
その後、買った株が大きく下げ、
10分の1くらいにまでにしぼんでしまい、
「中国は前途洋々とか言われているけど
本当に中国株の将来は上がるのだろうか」
と将来を疑問視したことがあります。

それが、平成13年に入って、
B株が面白いように値を上げたので、
いずれ中国株は反転すると楽観視しています。

しかも、中国の最近の経済発展は
すっかり斜陽化していた日本の会社が
息を吹き返すほどのものですから
こうした経済の動きが株の動きに
反映されないわけはないと思うのです。