このところ邱さんが未来を読む方法を
紹介していますが、雑誌『ドリブ』に2年間、
連載されたのち、平成元年1月に発刊された
『株は魔術師』の第二章、
「不況下のこの空前の金融相場は新現象」
にも、先読みの方法が書かれています。

「私たちは未来に向かって胸を張ってまっすぐ
歩いているわけではない。
過去のほうを向いて、後ずさりするような形で
未来に向かっている。(略)
過去の資料は何でも揃っている。(略)
ところが残念ながら私たの頭のうしろには
目がついていない。(略)

したがって先がどうなるか完璧に予想することは
できないけれども、未来のことを知りたければ、
全く方法がないというわけではない。

私たちは未来を過去を見るように
正確に見る目を持っていないけれども、
現在と将来の継ぎ目のようなところを
見るくらいのことはできる。

経済には真空状態というものはない。
昨日の続きは明日である。その続き方は
風景の展開の仕方とよく似ている。

平地が続いていたら、突然、断崖絶壁にはならない。
田園風景が続いておれば、突然、サハラ砂漠に
なっていくことはまず考えられない。

それと同じように、経済社会とか株式市場の
今日と明日の継ぎ目を仔細に観察すれば、
その次に起こりそうなことをある程度
類推することは可能である。」(『株は魔術師』)

これで、邱さんが見えない未来のことを
予測する方法の一端がだいたいわかりました。
せっかくですから、私たちも、この知恵を借用し、
先読みにチャレンジしてみようではありませんか。