我が家の次女は小さいころから
本を読むのが好きで、私が使っていた
大きな本棚を彼女に譲りましたが、
いつも本で満杯になっていました。

また大学生の頃には料理に興味を持ち、
ある料理研究家に学びましたし、ある時は
私がある日本料理店の経営者に頼んで、
銀座にある店舗で配膳のアルバイトをしました。

そうしたことをしているうちに
大学生活も4年目になり、
就職先を選ぶ時期がきました。

次女が希望したのは出版社で、
出来ることなら料理の専門図書を
発行している出版社に入りたいと願いました。

実際にこれはと思う出版社を複数選び
それらの会社への入社試験を受けました。
試験はどの会社でも何次かに分かれていて、
次女ははどこの出版社でも最終面談まで
進みました。

しかし、残念なことに、判で押したように
最後の面接のところで
不合格の憂き目に会いました。

でも一番入りたいと思っていた
料理専門の出版社へ試験は最後で
次女はこの会社への入社試験に
望みを託しました。

この会社でもそれ以前と同じように
最後の面接まで進みました。
次女は私に採用担当の人から
これこれのことを言われたと伝えました。

私もかつては採用を担当したことがあり、
その時の体験から、採用担当の方の
言葉は合格したことを暗示する
サインのようなもので、
実質入社したも同然だよ思い、
次女にもそう言いました。

しかし、結果は私の予想を裏切るもので
次女は望みを託した会社への入社の夢を
叶えることが出来ませんでした。
次女は人生の緒戦で辛酸をなめさせられ
どうしたら良いのか、途方にくれました。