私の次女は最初に勤めた会社で
一年働いたあと、新聞での求人広告を頼りに、
ある医療研究機関に転職しました。

娘はその医療機関のトップの先生の
秘書の仕事を担当するようになりました。

今回の次女の結婚披露宴で
その先生から祝辞をいただいたことで
知ったのですが、娘がお世話になった頃、
先生は世界に向けて、日本の科学研究と
産業界のあり方を変える提言をされていました。

先生は特にアジアの研究者との交流を重視され、、
アジア各地のバイオ関係のネットワークを立ち上げ、
日本、韓国、中国、シンガポール、フィリピン、
オーストラリアなど14カ国の研究者たちと
協力してその活動を広げようとされていました。

この活動を振興させるため、先生と
関係スタッフの方々がシンガポールに出張され
娘も同行させていただきました。

娘にとっては、初めてのアジアへの出張でしたが
その時、シンガポールの街、人々、研究機関などに触れ、
発展している様子とスピードに刺激を受け、
自分のコミュニケーション力を高めるため、
ビジネスの勉強再開を決意したとのことです。

特に、街の中で、英語で語り合いながら街を行きかう
カップルを見て、「アジアにこんな国があるんだ、
自分も頑張ろう」と喫茶店に入って意気込んだとのこと。

新しい仕事を創り出す先生のご指導を受け
娘は大いに啓発され、前向きな気持ちで、
仕事に取り組むようになったようです。