今から5,6年前のことになりますが、
次女が仕事の関係で台北に出張することになりました。
「台湾のことが書かれたガイド本のような
本がありませんか』と言われ、そういう種類の本を
自分は持っていないことに気づかされました。

さて、次女は台北に行き、仕事が一段落したあと
ホテルから、「お薦めの場所がありませんか」
とメールで聞いていました。

私は昭和48年であったか、邱永漢さんが
台湾に帰るようになった後に建てた
「邱大楼」を訪ねてみたらと、返事しました。

「邱大楼」には「永漢書局」(本屋さん)や
「寿楽」(日本料理店)など邱さんが経営している
会社がはいています。

次女は私のアドバイスに従い、
「邱大楼」の「永漢書局」を訪れ
私へのお土産として、中国語で
書かれた、邱さんの本を買ってきてくれました。

本に差し挟まれたしおりには
台湾全土に置かれた「永漢書局」の
お店が書かれていました。

さて、台湾・台北から帰ってきた次女に
その印象を聞いたら、
「日本の地方都市の一つという感じでした」
という印象を伝えてくれました。

このような具合で、台湾訪問は
息子や娘に先を越されてしまいました。