人は過ぎ去ってしまったことについて
あれこれ言うところがあります。
しかし、過ぎ去ってしまったことを
あれこれ言うだけでは、新しいものは
何も生まれてきません。

私たちが力を注ぐべきことは、
昔のことをあれこれいうことでなく、
これから先の人生を、
納得のいくものにするために、
どう生きて行くかを考え、
明らかにして行くことだと思います。

未来は姿、形が見えず、頼りないものですが、
先人たちがいろいろアドバイスしてくださています。
たとえば、私がが50歳になった頃のことですが、
邱永漢さんが69歳になられたときに
発刊された『私は77歳で死にたい』
という本を読みました。

この本は、「生きている限りは
年をとっても仕事もし、楽しいこともして、
自分なりに張りのある人生を送りたい、
そういうことができず、単に生きているだけでは
意さして味がないので、そのときはさっさと死にたい」
というが趣旨の本で、「生きることへの知恵と情熱」
に満ち満ちた迫力満点の本で、私は
ボロボロになるまで読みました。

この本の中に
「終わりよければすべてよし」
という言葉があります。
これは大きな「なくさめ」になりました。
と同時にこれから先の人生にたいして
前向きに生きていくことの大切さを
教えていただきました。

今年は、邱さんの人生観と相通じる
糸川英夫さんの本や、斎藤孝さんが
訳されたアメリカ人の人生論などを
テキストにして、2月15日から6月末まで
ネットで「自分の前途を拓く自己革新セミナー」
を開きます。

この場を使って、自分の「夢」や「目標」や
「行動計画」を「明確な言葉」で表現して
行こうと考えられる方はどうぞご参加ください。