「アジアの時代がやってくる。
アジアとタッチしておかなくては
 時代遅れになる」、 そんなことを考え、
思えば、この10数年の間、 私はアジアの各地を旅しました。

シンガポール、タイのバンコック、香港を皮切りに
北京、上海、大連、天津、
広東省のシンセン、東莞、広州、
上海郊外の 昆山、蘇州、
そして最近はベトナム、ホーチミン。
この中で 一番足しげく通ったのが香港です、
その次が上海、北京という順位ですが、
この間、いつも妻がいつも付き合ってくれました。

おかげで、私は毎回、楽しい旅を続けることが
でき、妻もいつも新しい発見を楽しんでいますが
そろそろ、これからは妻の行きたい所を
旅しなくては考えてきました。

妻が行きたいところはハッキリしています。
パリに行って美術館めぐりをすることです。
彼女は小さい時から絵をかくことを好み
大学も美術関係の方面に進み、子育てを
卒業しててからは、横浜市美術館と
町田国際版画美術館に通って、木版リトグラフの
製作に打ち込んでいます。
そんな妻の希望にそって、パリに行かなくては
と考えていたなか、昨年、私たちが大阪を訪れ、
長男と一緒に食事したとき、 長男が来年6月、
学会があるので パリに行くつもりだと言いました。

これを聞いて、 パリへの旅行が決まりました。
ちょうど長男がパリで仕事をしている間、
私たちは美術館を見て回ることにしました。

そしてパリに行くついでに、私としては
ロンドンにも立ち寄ることにしたい 、そう考え、
6月5日に成田からロンドンに飛んで 、
ロンドンの主だったところを診て回り、
8日にはパリに移り、12日まで 5日間、
パリで美術館めぐりをする ことにしました。

私の友人の一人がこの企画に乗りたいと
行ってくださり、ぎりぎりまで 検討されましたが、
結局調整がつかないとの ことで、今回は
私たち夫婦だけの 旅となります。

人生後半にめぐてきた旅ととらえ
ゆっくりロンドンとパリを旅するつもりです。