ロンドン大火災記念塔まで来れば、
テムズ河が近いはずと思って、
南の方向に進むとまもなくして
前の視界が大きく広がりました。

地図で確かめたら、テムズ河にかかる
“ロンドン・ブリッジ”という橋の入り口に
に出てきたことがわかりました。

幅がとても広い橋です。
土曜日だったこともあると思いますが、
私たちと同じように、
テムズ河の向こうに進む人、
またテムズ河の向こうから、
こちら側にくる人で橋の上は人でいっぱいです。

橋の左側を見ると、
“タワー・ブリッジ”が見えます。
ゴチック様式の跳ね橋で、
ロンドンのランドマークとして
しばしば写真でおめにかかっている橋です。

テムズ河が水上交通や交易の主役であった
19世紀に30分ごとに上がっていたそうです。
この“タワー・ブリッジ”方向に目を向けると
テムズ河よりに“ロンドン塔”が見えます。

1066年、現在のイギリス王室の
開祖であるウイリアム征服王の時代から、
王宮や貴族の牢獄、処刑場として、
英国史の舞台となった建物です。

一方、対岸の方には軍艦が浮かんでいます。
ベルファスト号という船で、
1938年(昭和13年)に建造。
ノルマンディー沖や第二次世界大戦で
活躍し、極東にも赴いたという
経歴の持ち主で、いま、子供たちに
人気のアトラクションになっていのだそうです。

といった具合で、テムズ河周辺には
歴史的な記念碑がたくさん目に入ります。