今年6月、ロンドンとパリを訪れました。
そのあと、ロンドンを見て回った話は書きましたが、
そこで中断したままになっています。

今年も残り少なくなっていますので、
老齢化の話が一段落したのを機に、
パリ訪問の話を書いておこうとと思います。

私と妻は6月9日、
ロンドンで泊まったホテル、
メイフェアホテルからタクシーに乗って
セント・パンクラスという駅に向かいました。

この駅から、英仏海峡を越えて
パリ北駅に向かう国際高速列車、
ユーロスターが出ているわけです。

ユーロスターは日本の新幹線のようなものだろうと
私は思っていましたが、実際に乗ってみると
通路も狭いし、坐るスペースも小さいです。

私たちの荷物をどこに
置いたらいいものか
と迷ってしまいましたが、
列車が出る前に乗務員が来て、
乗客の荷物をすべて、
列車の後部に納めてくれました。

荷物が片付いて一安心です。
列車はやがてセント・パンクラス駅を出ました。

窓の外からイギリス東南部の
なだらかな緑の丘の風景が見えます。

見とれていると、
私たちと対面スタイルで坐った
イギリス人のオジサンから話しかけられました。

私は慣れない英語を使って、
自分は66歳の日本人で、この数日、
ロンドンを見てまわり、
これからパリに向かう
ところだと話しました。

イギリス人のオジサンは
ウンウンとうなづきながら
私の話に耳を傾けてくれました。