日本のロケット開発の父、
糸川先生は高く見える目標も
いま立っている地点から目標に向かって
一直線を引き、それにそう形で

いくつかの階段を設け、それを一段、一段
上がるようにすれば到達できるとおっしゃっています。


いきなり高い目標にジャンプしようとしても

難しくて挫折するから、ますは易しいところから
始めればよいとおっしゃっているわけです。


これは勉強する側にとっても、
またコーチ役を務める側にとっても
たいへん有益なアドバイスです。

まずは最初の階段を踏むだすことが大事ですが、
コーチ側の人間は、踏み出すことが楽しくなるような
楽しい教材を見つけることでしょう。


私は中学生の勉強を手伝うことが決まってから
本屋さんに行けば、小学生や中校生向きの本も
のぞくようになりました。

そして、これは面白いと思った一冊が
斎藤孝さんが書いた『攻略シリーズ』の一冊
『理科なんてカンタンだ』です。


斎藤さんは日本が豊になったのは

理科の勉強が進んだからであるとか、
理科の進歩に貢献した人たちの伝記を

読みましょうと提言しています。

 

面白いので、しばらく立ち読みしてしまいました。
この本は小学6年生を相手に書かれてますが、
中学生、高校生、そして私たち大人が読んでも
大きな刺激を得るところが大きいだろうと思いました。

 

あとで、このシリーズには、国語、算数、英語
もあると知り、これ買って、わが家にやってきた
新中学一年生に『読んでみますか』と聞いたら、
嬉しそうな顔をして、『社会はないんですか』
と聞かれました。
そこで、4冊読んでおもしろかったら、

次は『社会』の本も読みましょうと応えました。