5月5日、40歳以降の方々を対象にした

人生設計セミナーを開きます。

40歳とはどういう年齢でしょうか。
この点につき、人間観察の大家、
邱永漢さんは次のように述べておられます。

「男の42歳は厄年といわれています。

満年齢でいえば41歳。
このころになると、体調がかわってくるからだといわれていますが、

私は、もうひとつ精神的な変調もあるんじゃないかと思うんです。

30
代は、あまり将来のことなんか考えず、
自分の好きなことをしている。

ただ遊ぶだけじゃなくて、技術や知識を習得する人もいるでしょう。
ところが、40代になると、将来のことがチラチラしてくるんです。

サラリーマンなら、いったい、俺は

どこまで出世できるのか、30代を振り返ると

いろいろなデータが出てきますから、同期入社の人と

自分を比べて、つい焦ったりするんです。

 

家庭のことでも、何かと気がかりな問題が出てきます。

どうも子供の成績がよくない。
どこかちゃんとした大学にはいってくれればいいが、
浪人でもしたら、遊び呆けてグレてしまうんじゃないか。

 

おふくろも歳をとってきたから、

そろそろ引き取ったほうがいいんじゃないか。

そうなったら、女房とうまくやっていけるだろうか・・・・・・・・。

 

そんなことを考えていると、

だんだん気が滅入ってくるんです。

弱気になって、どうしたらいいかわからなくなる。
こんな状態が、ちょうど41歳ごろなんです。」
(『お金の原則』)

邱さんは41歳のとき、どうしていいかわらかず、
うつ状態にあったと述べられています。
私なども40歳の頃、悩み苦しんだことが思い出されます。

40歳は弱気が支配する年齢です。