今年は、欧州の債務危機に端を発した

不景気の影響を受け、

中国やベトナムなど新興国の株も

影響を受けると見ていました。

 

ベトナムから発信されてくる

ベトナム株についても情報も、

ベトナム株が下落の一途を

たどっていることを伝えてきました。

 

ですので、この下落の動きは

当分の間は止まらないのでは

と思っていたのですが、

先日のこと、ベトナム株投資を始めた知人に

投資の体験を聞いたら、

私の予想を裏切るような返事でした。

 

昨年12月の中旬に

ベトナム株投資をはじめ

10銘柄買ったが、

最初は株が下がり、ガッカリだったが、

年が明けてから株がいっせいにあがり

今じゃ8勝2分けだとのことです。

 

と聞いて、ベトナムの

主要銘柄の動きを確かめると、

確かに株は上方に動いています。

 

そんなことがあった数日の

2月中旬、昨年に続き、

今年も私と一緒にハノイを訪ねられる方に

ハノイ・セミナーの日程表をお送りしたところ、

つぎのような返信メールをいただきました。

 

「ご連絡いつもありがとうございます。

どうもベトナム株式市場も

大底をうったような感じですね。

VCB(ベトコンバンク)が

昨日貸出金利を引き下げたのは、

グッドニュースでした。

貿易赤字の縮小、インフレの鎮静化、

通貨の安定化そして金利の引き下げで

今年の市場は期待できそうです。」

 

この方はベトナムの成長に期待を寄せつつも、

ベトナム経済の弱点も指摘し、

ベトナム株の先行きを

慎重に見ておられたので、

いただいた相場観に新鮮なものを感じました。

 

短い間に、こうしたことがありましたので、

ひょっとしたら、ベトナム株も

底を打ったかもしれないと

私などもも感じるようになりました。

 

相場の行方を言い当てることは至難の業で

神のみが知ることと思いますすが、

ベトナム株の今後の行方が楽しみです。