私は日本人なので、初めて訪れたカンボジアに
進出している日本企業として、
どういう会社があるのかを知りたがります。

と同時に、カンボジア の地で活躍している日本人として
どういう方がおられるのかも知りたがります。

ということで、宮内敬司さんに
私から、お名前を挙げたのは
カンボジア唯一の日系民間工業団地である
プノンペン経済特区運営会社
(PPSEZ=Phnom Penh Special Economic Zone)の
上松裕士さんです。

上松さんはこの会社の近況を伝える記事を
ブログで綿密かつ頻繁にお書きになり、
それらの記事を通して、お名前を存じあげるようになった
だけのことですが、この上松さんの横顔を
宮内さんが次のように伝えてくれました。

「立教大学社会学部を卒業した後、
フィリピン国立大学(修士課程)で勉強し、
フィリピンで日本のゼネコンの現地社員として働きました。
そのあと、郷里の岐阜に帰った後、
プノンペン経済特区(PPSEZ)に出資したゼーファー社の社員として、
2006年カンボジアに赴任。
ぜーファー社は民事再生法を受けるおとになりましたが、
上松さんはプノンペン経済特区(PPSEZ)を軌道に乗せるため、
奔走し続けています。」

この話を聞いて、いずれ機会をみつけて、
上松さんにインタビューさせていただきたいと思いました。

ちなみに、カンボジア開発評議会
の投資環境改善アドバイザー(JICA専門家)の
今村 裕二氏が2011年6月にまとめられた資料によると、
上松さんが運営しているプノンペン経済特区(PPSEZ)に
台湾:4社、シンガポール:2社、フィリッピン:1社、中国:1社
のほか、日本の次の13社が工場を建て、操業しています。

1. タイガーウイング(製靴)2.ヤマハ(二輪車)3.味の素(食品)
4.ハルプノンペン(古本再生)5.ディシェルズ(塗料)
6.ファーストシルクトレーディング(縫製)7.プロシーディング(縫製)
8.ミネベア(電子部品)9.オーアンドエム工芸(皮革製品)
10.コンビ(抱っこ紐)11.住友電装(自動車用ワイヤーハーネス)
12.ゼネラル(インクリボン)13.マル二クス(家電用ワイヤーハーネス)