邱永漢先生のコラムが
4月27日に発表されて以降、
28日、29日と休載になっていています。

朝、9時になれば、邱先生のコラムを読むことを
日課にしておられる人がたくさんいて、
そういう人にとって、先生のコラムが
更新されていないことはたいへんなショックです。

そのため、これはどういうことなのかと
私などに問い合わせてくるメールが
届くようになりました。

もちろん、このことについて、
とくに私が何かを知っているということはなく、
私も一日も早くコラムが更新される日の来ることを
願っているにすぎません。

ただ、こういうことがあって、
一つ、思い出すころがあります。

今から19年前、
先生が69歳になれた平成5年のことですが、
先生のあとにについて、
上海、大連、北京、天津に行きました。

このとき先生の奥様も、同行されていて、
奥様と立ち話をすることがありました。

そのとき、奥様がおっしゃったのは
「主人にゆっくり休んでほしいのです」
とのことで、その時の表情が
祈るような気持ちを込めたもので、
心の底からの痛切に願っておらるこが
良くわかりました。

このことからも、邱先生が
猛烈な「働き人間」で、そう状態を
先生が続けてこられることがよくわかります。

ですので、「ハイQ」立ち上げのとき、
先生からコラム連載の要請を受けた
元週間ポスト編集長の故関根進さんも、
先生も、先生に習って、土日も休まず、
コラムを書き続けてきたのです。

先生の場合は、コラム連載にとどまらす
次から次に新しい仕事を開拓し、
また成長株を求めての企業訪問を続け、
その多忙ぶりは、私たちの想像を
超えていると私は感じています。

ですので、ここ数日のコラム休載に接し
私は、19年前に伺った奥様の心からの願いが、
ようやく、叶えられとおろにきたと思ったりするのですが、
もちろん、奥様の願いは元気な状態での静養でしょう。

みなさん、心を込めて、
邱コラム更新の日の到来を祈りしましょう。