5月16日に邱永漢先生が亡くなられたと

報道されたのがその翌々日の18日でした。

 

この日、私は東京に住む次女の家に行っていたのですが、

友人たちからの緊急電話で、先生が亡くなられたようだと

教えられました。

 

「ああ、起こってほしくないことが起こったか」

と天を仰ぎましたが、この日、

台湾から一通のメールが届きました。

 

台湾の「今週刊」というビジネス誌の

孫 蓉萍(ソン ヨウヘイ)さんからで

今週刊は、邱先生が設立した財訊グループの雑誌で、

孫さんは邱先生にインタビューしたことことがあるとのこと。

 

「実は、今週号で、邱さんの物語を

読者に紹介しようと思っております。

戸田さんは邱永漢思想研究家で、

邱さんの考え方について、詳しいでしょう。

幾つかの質問を、メールで、

戸田さんにお伺いする可能性はあるのでしょうか」

 

直ぐに了解のメールを出すと翌19日に、

いくつかの質問があり、その日のうちに回答し

玉村豊男さんの「邱永漢の予見力」の末尾に

掲載した邱先生の年譜も送りました。

 

続いて、邱先生が座右の銘とされた言葉について

質問があり、邱先生がまとめられた金言成句集のなかから、

16の成句を送りました。

 

そして、6月2日には台湾から

「『賺銭之神』邱永漢89年的人生智慧」

と題する記事が届きました。

このことをFACE BOOK内に設けられている

「戸田ゼミ」(非公開)で伝えると、

上海在住の日本人青年、森松信樹さんが

「日本語訳の取組みますよ」と手を挙げてくれました。

 

また大阪在住の山本理さんも実地の勉強として

取組みたいと言ってくれました。

 

こうした経緯を経て、二人の翻訳文が

このほど完成しました。

森松さんは同僚の 陳趙萍さんの協力を得て、

また 山本さんあhは中国語の先生である

王盈恵さんの指導を得て訳してくれたとのこと。

 

すぐ、台湾の孫記者に二人の訳文を送り、

取り扱いについてご意見を求めたところ、

「記事の出所を記してもらえば、希望する人に

読んでいただいていい」との返事をいただきました。

 

孫記者の「邱永漢物語」記事の日本語訳文を

ご希望の方は小生までご連絡ください。

todaatsunari@gmail.com

①森松さんらの訳文(14P),②山本さんらの訳文(6P) 

また参考資料として③孫貴社からの質問に対する私の回答(6P)、

④私が選んだ邱永漢金言成句ベスト16をお送りします。