ベトナムの上場会社に関心を持つようになると、
その関係の記事なら小さくても目にとまるようになります。
 ベトナム生保大手BVHの株主にHSBCが入っていますが、
住友生命保険に交代するかもしれないというニュースです。

以下、ロイターの7月17日づけの記事を引用させていただきます。

英銀行大手のHSBCホールディングスが
ベトナム国営の保険最大手バオ・ベト・ホールディングスBVH.HMの
株式18%の引受先を模索しており、住友生命保険と交渉入りしている。
関係筋がロイターに明らかにした。取引額は約4億ドルに上る可能性がある。

保有株式の市場価値は2億5000万ドルだが、
関係筋はバオ・ベトが市場で優位な位置にあることなどから、
HSBCは相当のプレミアム上乗せを見込んでいるとしている。

関係筋によると、さらなる引受先が名乗りを挙げる可能性があるが、
具体名はこれまでのところ明らかになっていない。
HSBCと住友生命保険はコメントを控えた。

1人の関係者によると、他の引受先候補もいるが、
一部は少数株の取得に魅力を感じていないという。
住友生命保険は非上場で、日本では4大生保の一角。

 

HSBCは3カ年の再建計画の一環として、
利益の見込めない市場や事業から撤退している。
既に28事業を売却し、約550億ドル相当のリスク資産を放出した。

HSBCはバオ・ベトの株式18%を
2007年と2009年の2段階に分けて取得し、
合わせて3億6000万ドルを支払った。