ベトナムにはすでに多くの日本の会社が進出しています。

私が受けている印象では、富士通、キャノン、ホンダなど

各種のメーカーの進出が最も早く、それに続く形で、最近は

高島屋、イオンなど流通会社が進出の意思を表明しています。

 

それに続いて最近、東急電鉄が、ベトナムでの事業展開を

表明しました。電鉄会社のベトナム進出は大変興味深いです。

同社が今年6月発表したニュースリリースを読みましょう。

 

「当社は、ベトナム社会主義共和国

『INVESTMENT AND INDUSTRIAL DEVELOPMENT CORPORATION』   (以下、BECAMEX IDC CORP.)と、

同国ビンズン省における都市開発実施のための合弁会社を設立します。

 

国内での『東急多摩田園都市』における

街づくりのノウハウや東急グループとしての

ネットワークを活用することにより、

日本企業としては、同国初の街づくりパッケージの輸出、

同国最大級となる街づくりを展開します。

 

本合弁会社では、

ホーチミン市中心部から約30kmに位置し、

ビンズン省の省庁舎の移転が予定されている

総面積約1,000haのビンズン新都市において、

まず、街区面積約110ha(敷地面積約71ha)を対象に、

総額約1,000億円規模の事業を実施します。

約7,500戸の住宅、商業施設、業務施設などからなる

『TOKYU BINH DUONG GARDEN CITY』を開発し、

街の認知度を高めながら、定住に向けた街づくりを進めていきます。

ビンズン新都市では、BECAMEX IDC CORP.が、

インフラ、公園、大学、住宅などの整備を進めてきました。

当社が、本合弁事業に参画することにより、

日本の郊外住宅地で実現してきた緑豊かで、

利便性の高い、快適なコミュニティーの形成を行い、

上質な街づくりに貢献していきます。 』

これが実現すると、ベトナムにおける

新しい住まいの環境づくりで日本のノウハウが

ベトナムで活かされることになり、素晴らしいと思います。