ベトナム軍隊銀行MBでいただいた

“MB ANNUAL REPORT 2011”の

ページを繰って、二つ目に気づいたことは

MBはベトナムの隣国のラオスと

カンボジアでも事業を展開していることです。

 

ラオスには2010年に初の支店を設立し、

このことについて、マネー、ベトナム誌は

次のように伝えています。

 

「軍隊商業株式銀行(MB)は

2010年12月30日、ラオスにおける支店(MBラオス)を

オープンしたと発表した。

 

MBラオスの資本金は1,200万ドル。

預金業務・貸付業務・投資受託業務・金融投資業務などを行う。

主な顧客は個人(ラオス人、ラオスに住んでいるベトナム人)のほか、

ラオスに投資しているベトナム企業、ラオス企業など。

 

今後のMBの発展戦略はベトナムを拠点にしつつ、

インドシナ半島に支店網を拡大すること。

MBラオスは2015年までに、ラオスにおける総資産が

最も大きい外資系金融機関トップ5(支店)を目指す。

 

開業日には、Unitel(Viettel Globalと

ラオスのLATの合弁会社)、PV Oil、PhouLuong社など

ラオス・ベトナム大手企業と全面的な契約を締結した。

そのことは多くの企業がMBラオスの将来性を

評価していることの証だ。」

 

続いて2011年にカンボジアに支店を設立し、

新興国情報は誌は次のように述べています。

「カンボジア・デイリーなどによれば、

ベトナム5位のベトナム軍事銀行(MB銀行)が20日、

カンボジアとの貿易や投資を拡大する目的で

同国での事業を開始した。

 

カンボジアで事業を展開するベトナムの銀行は

これでカンボジア投資開発銀行、サコム銀行、

アグリバンクについて4行目となる。

 カンボジア中央銀行のチーア・チャント総裁は、

『MB銀行がカンボジアでの事業を開始したことは

ベトナムの人々がカンボジア経済や政治の安定に

信頼を持っている証明。

同行の進出により銀行業務に関わる

新たなテクノロジーや金融商品がもたらされ、

カンボジア銀行業界の発展につながる』

と歓迎している。」

 

ちなみにSBIグループの北尾さんは

ご自身のブログでラオス、カンボジアは

ベトナム経済圏との見方を表明され、

参考になります。