山崎マザックは、2000年(平成12年)5月に

中国の寧夏自治区に

「寧夏小巨人机床有限公司サイバー工場」を完成し、

そのあと、大連に2012年に

中国第2工場を大連市に建設しました。

 

山崎マザックはこの大連工場から

日本への工作機械を輸入方針 を発表し 

日経が2月28日に次のように伝えました。

 

「ヤマザキマザックは28日、

中国で生産する工作機械を

日本に初めて輸入して販売すると発表した。

大連市内で3月に本格稼働する新工場を活用。

現地の安い人件費と調達部品を生かし、

日本での生産に比べて約10%安く販売する。

同社は今回の新工場を含め

欧米アジアで5カ所の工場があり、

各地の受注変動などに応じた最適な生産体制を整えつつある。

 

大連市に設けた新工場から輸入する。

同工場は中国では

西北部の寧夏回族自治区銀川市に

設立している工場に次いで2カ所目。

対象は小型CNC(コンピューターによる数値制御)旋盤と

小型マシニングセンター(MC)の計6機種。

生産する全量を輸入し、4月から国内で販売する。

 

これらの製品は岐阜県美濃加茂市内にある工場で生産しているが、

日本の顧客向けの生産は新工場にほとんどを移す。

旋盤で1040万~1580万円、MCで

1250万~1460万円の現状価格から10%程度安くする。

当面は月計30台の販売を見込む。

輸入販売にあたり品質の検査体制も整えた。

世界で同一水準の社内検査を経て日本に出荷する。

同社は欧米アジアに構える

海外工場を使って最適生産に取り組む。

米韓自由貿易協定(FTA)の発効を受けて

米国を韓国向けの供給拠点として活用するなど、

柔軟な供給体制を敷いている。」

 

こうした山崎マザックは中国に進出した

日本代表の工作機械メーカとして

中国産業界におけるオートメーション化に

大きな役割を話してくと期待しています。