いま、今年初めての2月のアジア株のセミナー
(東京=1日、大阪=8日;名古屋=9日)に向けての資料作成に
着手したところですが、ふと、邱永漢先生がしばしば述べて
おられた言葉が浮かんできました。

「人間、どうしてよいかわからなくなる時があります。
決心すればいいのですが、決心するまでにあれこれ迷いますし、
決心できないまま時の流れに押し流されてしまうこともあります。

そういう時はどうすればいいかと言うと、原則にかえることです。
生死にかかわることとか、人生の岐路にさしかかった時は
もとよりのことですが、株を買ったものか、
それとも売ったものかといった人の一生から見たら
とるに足らないことを決める場合でも、
人は思い惑って不安におちいることがあります。(中略)

そうした自分を納得させるために、
私は原則はどうなっているのかと自分に問いかけます。
私の本を愛読していただいている方なら
誰でもすぐ気がつくことですが、
私の本には原則とか法則とか言ったタイトルのついたものが
たくさんあります。『株の法則』『お金の法則』『商売の法則』
『生き方の法則』『変わる世の中、変わらぬ法則』とか、
一見、複雑な動きをするように見えても、
その中を貫く流れには原理原則があって、
それをきちんとキャッチして
流れに逆らわなければ生き残れると信じているからです。

ですから、株の本を書いた時も、難しく考えるよりも、
何が株価を動かしているのか、それにうまく乗るためには
何をすべきか、また何をしていけないのかを先ず第一に考えました。
迷いの多い時は原則に帰るのが一番なのです。
いまはまさにそういう時にさしかかっているのではないでしょうか。」
(出典:ハイハイQさんqさんよ。2008年)

あなたが拠り所にしている株の原則は何ですか?
今回の一連のセミナーでは、私が拠り所にしている
株の原則をご紹介し、平成26年の
自分の投資方針をご説明させていただきます。