「外人向けのベトナム証券会社が必要ですね」
と邱永漢先生が「もしもしQさん」に書かれたのは
2007年6月2日のことでした。

この年の1月11日、ベトナムが
WTOの150カ国目のメンバーとして正式加盟され、
日本人の中にベトナムへの関心が高まりました。

こうした高まりに呼応して、
邱先生が2009年、ベトナムに
日本の資本が49%、出資する
さくら証券(現ジャパン証券)をつくってくれました。

おかげで、私などもジャパン証券さんの
事前交渉とガイドで、ベトナムの上場会社を訪れ、
この会社の株は持つのがいいか、
それとも、そこまでの価値はないか、
を判断させていただく機会を持たせていただいています。

初めてハノイを訪れたのは東北大震災が
起こった直後の2011年3月のことです。
以来、私の訪問に同行いただく方が続き、
ハノイ訪問が続く形になっています。

邱先生の先導、
ジャパン証券の皆様のご配慮、
そして友人たちのご支援のおかげです。