フォアファット社長は
私たちのインタビューのなかで、
「自分たちのライバルは我々自身です」
とおっしゃいました。

言われる意味は、
現在の位置に漫然としていては明日はないので、
いま次期の経営層にマネジメント教育に
力を入れているとのことでした。

この会社は今の会長、社長など、
同じ大学の同級生6人が申し合わせて
スタートし、いまや一万人を社員を擁する
ベトナムの代表的企業に発展しています。

その過程は波乱に富んだものであったことが
想像されます。
が、大きな会社だから安心ということで
入社してきた社員も多いはずで、
この会社をリードしてきたトップ陣からみれば
若手層に「甘さ」、「軽さ」を感じることが多々
あるのではないでしょうか。

日本でも立石電気(現在のオムロン)を創業した
立石一真氏はある時期から、猛然と
社内に起こった「大企業病」と闘いました。

オムロンに限らず、創業者たちの
苦難の道の上に築かれた企業も
大きななれば、社内に「大企業病」が
起こり、それが次の発展への大きなカベに
なります。

フォアファットにおいて、
そういう問題が起こっている
というのような話は全くありませんでしたが、
自分たちの思いと行動一つで
今の基盤を築いてきた経営陣が、
さらなる発展を願って、
次期マネジメント層の教育に力を入れる
のは必然の行動だと思いました。

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